クレーン付きのトラックで乗り込み、手際よく何かを盗み出す男たち。

防犯カメラが捉えたのは、クレーン付きのトラックでアルミ資材を盗む、大胆な犯行の一部始終だった。

クレーンを使った大胆な犯行の一部始終

事件は2021年4月、岡山県内にある太陽光発電所の建設現場で起きた。

日が暮れ始めると作業服を着た男が現れる。
狙っていたのは“アルミ資材”。

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現場に横付けされたのはクレーン付きのトラック。中からは別の作業服を着た男が出てくる。

1トンはあるというアルミ資材を、クレーンを使って一気にトラックに積み込み始めた。

2人組の男は、”操縦役”と“誘導役”に分かれてクレーン付きのトラックを動かし、フェンスの奥にあるアルミ資材を盗んでいった。

専門用語も使う“手慣れた”窃盗作業

映像には、2人組の男が“手慣れた様子”で資材を積み込む様子が映し出されていた。

吊り上げられたアルミ資材を扱う誘導役の男。
そして、手で「もっと上に上げろ」と合図をする。

さらに「PTO切らなきゃいけない」と、専門用語を使う場面もあった。

男たちが話す「PTO」という言葉は「パワー・テイク・オフ」の略で、作業をするための動力をトラックのエンジンから取り出す装置のこと。

そして2人組の男は、運び出す際アルミ資材が落下しないように、しっかりとロープで固定。その上から積んでいるものを隠すためだろうか、シートをかぶせる徹底ぶり。

しかし、「うわっ当たっとる」と暗い中での犯行に手こずる様子も見られた。

建設は中断 150万円以上の被害額

53分間に及んだ犯行で、男たちが盗んだアルミ資材は約2トン。
真っ暗の現場からトラックで立ち去っていった。

窃盗があった太陽光発電所の予定地を取材班が訪ねると、アルミ資材の不足で建設が中断に追い込まれていた。

窃盗被害にあった会社:
怒りでいう言葉ではもう表せんでしょう。同じような車とすれ違うと、すべて確認したくなるような気持ち。

盗まれたアルミ資材は太陽光パネルを支える柱に使われるもので、被害額は150万円に上るという。

警察は窃盗事件として2人組の男を追っている。

(「イット!」7月5日放送分より)