東京オリンピック・パラリンピックでは、県内も新潟市や長岡市・上越市など8つの自治体が事前合宿地に選ばれています。

様々な受け入れ準備を進めてきたなかで突如、発表された大会の延期。

自治体や受け入れる施設も複雑な思いを抱いています。

去年8月、事前合宿のため十日町市を訪れたクロアチアの柔道チーム。

子どもたち:「クロアチアがんばれ~!」

十日町市は柔道のほかにも陸上や射撃・テコンドーなどクロアチアの6種目の事前合宿地に選ばれています。

きょうその練習場を訪れると…

【十日町市教育委員会スポーツ振興課 庭野日出貴 課長】

「ここにあるマットがクロアチア・テコンドーの選手団が使うマットです」

ことし7月事前合宿に来る予定だったテコンドーチームのために、市が専用のマットを購入していました。

【十日町市教育委員会スポーツ振興課 庭野日出貴 課長】

「その(ことしの夏)ために準備を進めて来たので、それを思えばショックと言えばショックだけど、気持ちを入れ替えてとにかくお受けする。お待ちしたい一心です」

ただ、市内にテコンドーの競技者がいないため今回購入したマットはこのまま使用せず倉庫で保管することになります。

【十日町市教育委員会スポーツ振興課 庭野日出貴 課長】

「ここに至るまで色々と苦労もあったので、僕らにとってはこれ自体がレガシーになっているので、必ずやご利用頂けるものと信じている。是非その日を待ちたい」

そして今後、自治体が対応に追われるのが宿泊施設の再手配です。

【松尾和泉アナウンサー】

「セルビア代表のサインが送られるなど、交流のあるこちらのホテルでも影響が出ています」

セルビアとモンテネグロの水球チームを受け入れる柏崎市。

去年7月に続き、ことしもセルビア代表が宿泊する予定だったシーユース雷音では、こんな準備をしていました。

【シーユース雷音 山崎昇マネージャー】

「私も大きいけど、セルビアの水球選手はもっと大きくて2メートル近く。普通のベッドでは足が出てしまうので大きなベッドを用意した」

市の協力を得て通常のベッドより10センチ長いベッドを7台設置。

ことし7月、2度目の宿泊を待っていましたがいったんキャンセルとなる見通しです。

【シーユース雷音 山崎昇マネージャー】

「収入がなくなってしまうので厳しくなると思うが、海の柏崎なので一般のお客様を迎え入れられれば」

選手だけでなく合宿地にも影響が広がり、開催時期が決まるまで関係者にとって気をもむ日々が続きそうです。