「時短営業」の店を狙い窃盗

黒縁メガネをかけ、うつむきながら歩く男。窃盗などの疑いで逮捕されたのは、住所不定無職の樋口将暉容疑者(23)だ。

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樋口容疑者が目を付けたのはコロナ禍の「時短営業」だった。要請に応じて夜間に店を閉じていたバーが狙われた。

樋口容疑者は「Twitterで店の営業時間などを掲げているのを知っていた。営業日の翌日であれば現金があると思った」などと話している。

被害に遭った店では、時短の営業時間をSNSで知らせていて、それを確認した上での犯行だった。

事件の始まりは2021年2月だった。東京・歌舞伎町のバーで店の物がなくなる被害が相次ぎ発生していた。

不審に思った店側は警視庁に相談し防犯カメラを設置した。すると従業員ではない男が店内に侵入している姿が捉えられた。

さらに、近隣の他の2つの店の防犯カメラにも同じ男が映っており、その男こそ樋口容疑者だった。

元々バーの客だった樋口容疑者

なぜ樋口容疑者は3つの店に侵入することができたのか?

実は、店をまとめるオーナーがB店とC店は同じ人、さらにこの人物はA店でも以前オーナーを務めていたという。

もともと、3つのうちの1つC店に客として出入りしていた樋口容疑者。

3店舗のオーナーが同じであることから、樋口容疑者は鍵の場所なども同じと考え、営業終了後犯行に及んだとみられている。

ハンガーを使って鍵を盗み合鍵作る

郵便受けからハンガーを使い、盗んだ鍵をもとに店の合鍵を作ったという。

その合鍵を使用し何度も侵入しては現金や高級ブランド「ブルガリ」の100万円相当の腕時計を盗んだとみられている。

樋口容疑者は警視庁の調べに対し「働いておらず生活費に困って盗んでしまった」と話している。樋口容疑者は2カ月半の間に12回以上窃盗を繰り返したとみられ、警視庁は余罪を調べている。

警視庁によると時短営業の店が閉店後に現金などを盗まれる被害は都内で81件起きていて、注意を呼びかけている。

(「イット!」6月15日放送分より)