家具大手のニトリと、ホームセンターを展開する島忠が、経営統合してから初めてとなる融合型店舗をオープンさせた。

さいたま市に開店した「ニトリホームズ」は、島忠の店舗だった施設をリニューアルしたもの。

1階では、日用雑貨や食器が売られているほか、2階は、ニトリと島忠、それぞれの家具やリビング用品が展開されている。

ニトリホールディングス・似鳥昭雄会長「家の中も外も含めて、新しい専門店が、日本で初めて、本格的なものが生まれたんじゃないか」

島忠・須藤文弘会長「1カ所で、ワンストップショッピングできるお店になっている」

「住まいのことなら何でも」と銘打ち、両社のほぼすべての商品を取りそろえたという店舗の集客が、経営統合後の新路線の行方を占うカギとなるとみられる。

家具大手のニトリが今回、新たに進出したホームセンター業界だが、実は厳しい状況が続いている。

2020年については、コロナ禍の巣ごもり需要の恩恵で、売上高が初めて4兆円を超えたが、それ以前は、ネット通販の普及などの影響で、およそ15年間は、ほぼ“横ばい”が続いていて、業界としては頭打ちの状態となっていた。

流通アナリストの渡辺広明氏によると、今回のニトリホームズ誕生の背景は、ニトリ側にとっては顧客層を広げられるメリットがあり、また、島忠側にとっては、頭打ちの業界での生き残りをかけて、ニトリとの買収を受け入れ、コラボした側面もあるという。

さらに、今後も市場の伸び悩みが予想されることから、ホームセンター業界の再編の動きが加速する可能性もあるとしている。