2021年は平年より早い梅雨入りとなり、雨の日も多くなりそうです。

この時期、活動的になる生き物にやさしい側溝を真庭市の企業が開発し、全国に販売しています。

側溝にこめられた思いを取材しました。

(戸田奈沙記者)

「こちらの排水路、一見普通の排水路ですが、よくみるとスロープのようなものが付いています」

排水路の片面に付いているスロープ。一体何のためのものかというと…

(ランデス 大月隆行会長)

「側溝の水の中にカエルやカメや登坂力のない小動物が落ちた場合、自然に帰れるように」

実はこれ、カエルなど、小さな生き物専用のスロープ。その名も「ハイダセール」。

梅雨の時期、水を求めて道路に飛び出てくることも多いカエル。しかし…

「水があると、この中にカエルが卵を産むこともある。断崖絶壁だったら上がれない。いくらもがいても」

誤って落ちてしまった様々な種類の生き物が、安全にはい出せるよう、滑り止め付きのスロープを取り付けたといいます。

生き物に優しいコンクリート製品は他にも。

(ランデス 大月隆行会長)

「大きい石が配置されているように見えるけど、コンクリートで作った岩です。」

自然の岩に見えるこちらも、その正体は、コンクリート。

鮎など、魚の遡上を助けるほか、雨で水量が増えた場合に、流れの速さを抑える役割などもあるといいます。

生き物に優しいコンクリート製品を作り続ける、ランデス。そこにはある思いが…

「人工的なイメージの代表がコンクリート。自然とかけ離れた位置付けで見られるが、自然の恵みがあって、生態系の一部として人間は生きている。」

環境問題への関心が高まる中、真庭発のこれらの商品は全国で1400カ所以上、設置されています。

足元に注目すると、生き物に優しいコンクリートが見つかるかもしれません。