雨の中、自然崩落を防ぐ作業など開始

大阪市西成区の住宅崩落現場で7月2日、残る1軒の住宅を撤去するための準備が始まった。
現場には、フェンスを設置する作業員や特殊車両の姿も見られた。

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現場では6月25日、斜面の上に立っていた住宅4軒が相次いで崩落。

残る1軒の住宅も下の地盤が大きくえぐれ、今にも崩れそうな状況となっていたことから、6月29日、大阪市の松井市長が撤去の方針を示した。

建物を固定し…当日は付近の住民に避難を求める方針

時折強い雨が降る中で始まった準備作業。その手順はこうだ。

まず、建物が自然に崩落しないように、道路側からワイヤーで固定。

続いて、予期せぬ方向に崩れないよう崖の下からもワイヤーを張り、道路側から重機で住宅を押しながら、下からもワイヤーを引っ張り建物をまっすぐ倒すという。

大阪市は7月6日に撤去を行う予定で、当日は付近の住民に避難を求める方針。

付近の住民:
何も聞いてない。早く落ち着いたらいいと思う。


また、市は崩落の原因判明後、責任者に撤去費用を請求するとしている。

(「イット!」7月2日放送分より)