廃止匂わせ?突然の投稿にSNS騒然

6月3日午前11時半。カップヌードル公式Twitterの突然の発表に衝撃が走った。

「さようなら、全てのフタ止めシール。」

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カップヌードルといえば、定番のしょうゆやクセになるカレー、さっぱりシーフードとさまざまなバリエーションが人気。

その容器の底についているのが、フタ止めシールだ。

お湯を注いだ後、シールでフタを止め、ワクワクしながら3分待って外してラーメンを食べる。あの便利で使い勝手の良いフタ止めシールに「さようなら」という謎めいた投稿。

SNS上では発表に「えぇー!」「なんだってー困る」「やだやだお別れなんてイヤだ!」「いやいやいやいや、マジで困りますから!」などと、戸惑いの声が次々と上がった。

フタ止めシールの初登場は1984年

日清食品のホームページによると、カップヌードルの販売が始まったのは1971年。初めてフタ止めシールが登場したのは、今から37年前の1984年だった。

もしや気づかぬうちに、フタ止めシールがさよならされているのではないか?東京都内のスーパーに確認に行くと、底にはまだしっかりとシールがついていた。

しかし、フタ止めシールがなくなったとしたら、3分待つ間にフタが開いてしまうなど、なんとも困ったことが起きてしまう。街の人に聞いてみると…。

男性:
あるに越したことはない。なければ、例えばスプーン的なものとか、そういったものを上に乗っけたりとかしなきゃならないから

女性:
かゆいところに手が届くという感じで、いいなと思って使っています

日清食品「明日の発表をお待ちください」

日清食品に確認したところ、「さようなら、全てのフタ止めシール。」とツイートしたことは認めたが、「明日の発表をお待ちください」と答えるのみで、謎のまま。

食のトレンドに詳しい、日経BP総研の品田英雄さんはこう分析している。

日経BP総研 品田英雄氏:
日常的に見ているスマホの中でちょっとした話題があって、ついついコンビニやスーパーで手に取ってしまう可能性がある。そんな中でこんな仕掛けが出てきたんじゃないかなと

日清食品はこれまでもSNSやCMなどを戦略的に使っている。今回も大きな話題となった、フタ止めシールの行方が注目される。

加藤綾子キャスター:
橋下さん、これどうなるんですかね

橋下徹 元大阪府知事:
これだけ注目されているということで、日清の戦略通りですよね。このシールは便利だったからなくしてほしくないけど…

加藤綾子キャスター:
シールがなくても…ということになるんじゃないですか。前向きな

橋下徹 元大阪府知事:
新しいものに変わる?やっぱり、小泉環境大臣のメッセージのせいなのかな

加藤綾子キャスター:
えっ、そうですか?

橋下徹 元大阪府知事:
違うのかな。新しいものに期待している、僕は

加藤綾子キャスター:
明日正式発表ということで、楽しみに待ちたいと思います

(「イット!」6月3日放送より)

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