働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

空き家のリノベーション体験がつなぐ、人と企業と地域の絆とは。

ちびっこが電動ドリルを操り、女性が悪戦苦闘。

大人の子どもも一緒になって、1つ屋根の下で「DIY体験」。

実はここに、関わった人全てを笑顔にする、ある工夫が。

太平洋に面した、神奈川・真鶴町に建つ、ある住宅。

築60年以上、ここ40年は誰も住んでおらず、家屋は、さまざまな所が激しく傷んでいる。

この日、行われていたのは、空き家をDIYでリノベーションするワークショップ。

横浜市にある太陽住建が手掛ける、「solar crew」サービス。

solarcrewの会員になると、空き家のリノベーション体験に参加できるほか、リノベーションの後の空き家を自由に利用することができる。

空き家は、太陽住建がオーナーから借り受け、平常時はコミュニティースペースとして、近隣の人たちに無料で開放。

企業が一部をシェアオフィスなどとして借りることもできるほか、災害時には防災の拠点として役割を果たせるよう、太陽光発電や耐震機能も備えている。

空き家のオーナーには、太陽住建から賃料が入り、太陽住建には会員からイベントの参加費やシェアオフィスなどの利用料が入る。

ほかにも、地域の人にとっては、災害や防犯上のリスクが高い空き家を再活用できるようになるなど、人も企業も街も全てにメリットがある取り組みだという。

この日集まったのは、地元や都内から訪れた家族連れなど15人。

これまでほとんどつながりがなかった人同士が、力を合わせて作業に取り組む。

この空き家は、これまで8回のDIYワークショップを行い、室内は見違えるようにきれいになった。

参加者「普段体験できないことをやらせてもらえたり、これが作って終わりではなくて、このあとここで活用されることがまたすてきなことかなと思います」、「今まであんまり(空き家)問題視してなかった。自分はしてなかったので、お子さんとかも一緒にできるので、すごくいいと思います」

この取り組みが認められ、2020年、環境省グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞。

太陽住建が目指す、これからの持続可能な未来とは。

太陽住建・河原勇輝代表「本業を通して、社会に貢献していこう。その中で、社会課題・地域課題を掘り下げて、それをビジネスの手法で解決していこう。地域課題を解決していくということは、さまざまな方々がつながり合わないといけない。さまざまな方々とパートナーシップを組んで、(空き家を)課題解決の拠点に変えていきたい」