東京オリンピックの大会組織委員会は、聖火ランナーによるリレーを見送る方針を固めました。

長崎県内でも、聖火リレーを通じて平和への思いを届けたいという被爆者なども準備を進めていますが、今後の行方に気をもんでいます。

IOC(国際オリンピック委員会)は東京オリンピックの延期も含めて4週間以内に結論を出すことにしています。

大会組織委員会は判断が出るまでの間、トーチを使った聖火ランナーによるリレーを見送る方針を固めました。

代わりに聖火を灯したランタンを車で巡回させる案が有力です。

長崎県内では5月8日と9日、17の市町を約170人が走る予定ですが、今のところ長崎県に組織委員会から連絡はなく、担当者は「予定通り準備を進めるしかない」と話しています。

雲仙市の被爆者・宮田 隆 さん(80)は。

被爆者・宮田 隆 さん(80)「やむを得ないでしょう。オリンピックは平和の祭典だからね。安全第一だからね。幻の聖火ランナーで名誉を頂いたからそれでご満足…という風に思っていますが。やや強がりだけど」

女子マラソン元日本代表で、諫早高校女子陸上部監督の藤永 佳子 さん(38)は、原点でもある地元・佐々町の人たちに元気な姿を見せたかったと残念がっています。

諫早高校教員 藤永 佳子 さん 「自分が競技を始めたきっかけはやっぱり(オリンピックの)舞台に立ちたい。その夢が叶わなかったので、少しでもオリンピックに足を踏み入れることが一部でもできたら、自分が生きていく中での、自分の形、証ではないが、それを見てる人たちがその舞台にと、平和の象徴でもあるのでそれに近づけたらなという思いで走ろうとしていたので、それができないのはやっぱり残念」