「政治と金」が表面化したかっこうとなった宮古島市の贈収賄事件。下地前市長は県内の保守系首長で組織する「チーム沖縄」の代表も務めた重鎮で、今後の県内政局や選挙への影響は避けられません。

今年1月の宮古島市長選挙で下地前市長を推薦した自民党県連の島袋大幹事長は「逮捕に驚いている。現時点はそれ以上でも、それ以下でもない。今は捜査の進捗を見守りたい」と述べるに留めています。

一方、宮古島への自衛隊配備に反対の立場だった共産党県議団の渡久地修代表は「配備を強硬に進めた政権の性質が出ている」と厳しく批判しました。

衆議院議員の任期が10月に切れることから今年は秋までに衆院選が行われる見通しです。

前回2017年の衆院選沖縄選挙区で自民・公明が沖縄で唯一議席を獲得したのが本島南部と先島諸島の沖縄4区です。

4区での勝利は宮古島市の得票数で「オール沖縄」勢力が支援する相手候補に大差をつけたことが大きな要因でした。

▽自民党県連関係者『1月の市長選で負けたことも影響が懸念されたが今回の事件は選挙に確実にダメージを与えることになる』

下地容疑者は市長時代、県内の保守系の首長で組織する「チーム沖縄」の代表として、亡くなった翁長前知事が牽引した「オール沖縄」や玉城知事を支える県政与党勢力と対峙してきました。

▽県政与党議員『前市長を支持した有権者の裏切られたという気持ちはその周囲の市議や県議にも向いてくる。衆院選、特に4区については相当な追い風になることは間違いない』

このほか県政与党関係者からは「政治と金の問題によって政治不信に陥りかねない」と県民の政治離れを懸念する声も聞かれました。