町長の“抜け駆け”ワクチン接種相次ぐ 「自身も医療従事者」42歳エリート町長釈明に落胆する住民も
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町長の“抜け駆け”ワクチン接種相次ぐ 「自身も医療従事者」42歳エリート町長釈明に落胆する住民も

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新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、ワクチンの接種が急がれている。だがここにきて、65歳未満の町長による“抜け駆け接種”が相次いで明らかになった。

茨城・城里町は町の三役が抜け駆け接種

茨城県の北西部に位置する城里町。人口約1万8000人の自然豊かなこの町では、4月26日と28日に医療従事者162人を対象にしたワクチン接種が行われた。

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しかし、一部にキャンセルが発生したため、上遠野修町長(42)、仲田不二雄副町長(65)、高岡秀夫教育長(65)の三役を含む、町役場の看護師や保健師ら計12人が接種を受けたという。

町長と一緒にワクチンを接種した副町長や教育長は、5月13日の朝に反省の言葉を口にした。

茨城・城里町 仲田不二雄副町長(65):
接種を待っている高齢者の方を優先すればよかったのかという。その辺が、配慮が足りなかったのかなと思います。反省しているところです

茨城・城里町 高岡秀夫教育長(65):
抜け駆け的な意味合いになってしまったということは、本当に申し訳ないと思っています

しかし、町長は違う立場をとっている。

茨城・城里町 上遠野修町長(42):
私も集団接種の会場を管理する立場にありますから、キャンセル分で(ワクチンを)打たせていただきました。キャンセル分を廃棄しないために打ったものでありますから、そういった後ろめたさはありません

自身が新型コロナウイルスに感染してしまった場合、集団接種に支障をきたすために、キャンセル分のワクチンで接種を受けたと説明。後ろめたさはないとも付け加えた。

町長は「自身も医療従事者」と主張…2回目の接種へ

その後の会見では、接種会場を管理する立場から自身も医療従事者の一員との考えを示し、こう主張した。

茨城・城里町 上遠野修町長(42):
私自身については集団接種事業を行う責任者でありますので。また診療所の管理責任者でもあります。安全なワクチン接種を円滑に行うため早期に接種を行うべきと考えておりました

町長のこうした主張に異を唱えるのは、町議会のトップ・関誠一郎議長だ。

茨城・城里町 関誠一郎議長:
医療従事者は結局、各地区の診療所であれば朝から夕方まで患者さんと接触する。それが医療従事者でしょ。監督する立場が医療従事者ではないですよ。医療従事者で接種をしたなんて…だったら町長辞めて、診療所にでもどこにでも行ってくださいよ。ちょっと仕事の内容がわかってません

上遠野町長は東京大学を卒業後、建設会社やIT企業、政治家の政策秘書を経て、2014年に36歳の若さで町長に当選し、現在2期目。“若手のホープ”として期待をしていた町の人からも、今回の一件を残念に思う声が聞かれた

城里町民:
涙でます。街のために一生懸命やってくれると思っていましたけど、そうですか。いや、つらいですね

城里町民:
小さい町だから。(ワクチン接種)希望者はすぐ集まると思うんですよね

上遠野町長らは5月17日と19日に行われる、医療従事者を対象とした2回目のワクチン接種で一緒に受ける予定だという。

兵庫・神河町も接種を受けた町長が謝罪

町長による抜け駆け接種は、兵庫県神河町でも起きていた。

山名宗悟町長(62)は5月6日、基礎疾患のある65歳以上の高齢者を対象にした集団接種の初日にキャンセル分のワクチン接種を受けたとして、謝罪した。

兵庫・神河町 山名宗悟町長(62):
町民の皆さまに事前にお伝えすることなく、町民皆さま方の信頼を裏切る結果となってしまいましたことに対しましては、ただただおわびを申し上げるしかございません

山名町長は公立病院の開設者として、週に1~2回、コロナ対策会議で病院を訪れることから、感染リスクを考慮し接種を決めたと説明した。

神河町民:
キャンセルされた残りを病院でいいって言われたみたいで。それでされたんだったら別にいいかと思いますけどね。でも待ってらっしゃる(高齢者の)方もいらっしゃるので、なんとも言えないですね

神河町民:
全国的に町のみんな、年寄りが待ち望んでいるもんだからね。ちょっとまずかったかなと

山名町長も「ワクチンを無駄にできない」として、今後2回目の接種を受ける予定だ。

町長の釈明に住民は納得できるのか?

加藤綾子キャスター:
キャンセル分だということを盾にして、利用しているように思えてしまうのが残念だなと思うんですよね。本来だったらキャンセル分は他の高齢者に接種するとか、何かルールづくりをしておけば、問題にはならなかったのかなと思うんですけどね

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
正直言ってずるいなと住民の批判を受けてもしょうがない。後付けの言い訳を聞かされているような気がしてね。無駄にすることはあってはならない、貴重なワクチンですから。こういうことを想定した上で、どう対応するかというルールを作って住民の皆さんに明示しておけばいいんですよ。それがなかったところで後付けで言い訳されると、結局はずるいよな、立場を利用してんじゃないのという見え方は否めないと思いますね

加藤綾子キャスター:
自分も医療従事者だって言われちゃうと…

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
いきなりそう言われても納得する人いるんですかね

加藤綾子キャスター:
そうですね。疑問が残りますね

(「イット!」5月13日放送より)

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