行方不明8日目 飼い主「どうにかして発見したい」

いまだ行方不明の体長3.5mのニシキヘビ。横浜市のアパートから逃げ出して8日目となる5月13日、新たな捕獲作戦が始まった。

地面すれすれを移動するカメラが捉えたのは、草の陰に置かれたカゴ。

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これは、横浜市戸塚区で行方がわからなくなっているアミメニシキヘビをおびき寄せて捕まえるためのもの。

飼い主の男性:
わらにもすがる気持ちというか。近隣の方にも1週間、不安な思いをさせているままなので、どうにかして発見したいという気持ちです

ヘビが姿を消してから8日目を迎えた5月13日、最終手段の捕獲作戦がスタートした。

赤外線カメラなどで探すも見つからず…カゴに好物を設置

5月6日に姿を消したのは、ペットとして飼われていた体長約3.5m、体重13kgほどの黄色いアミメニシキヘビ。人に危害を加える可能性のある特定動物に指定されている。

これまで警察や消防などが、小型カメラが付いたファイバースコープや温度の違いが分かる赤外線カメラを使い探してきた。

しかし、いまだその姿すら確認できていない。この状況を打開するため、捜索に協力している日本爬虫類両生類協会が投入したのがこのカゴだ。

日本爬虫類両生類協会 白輪剛史理事長:
1週間以上、人海戦術で探しても見つからないので、これはもう置き餌をしてヘビの方から出てきてもらうと。これは最後の手段に近いやり方だと思っています

カゴの中の白い袋には、飼い主があげていたとされる冷凍のネズミが入っている。

好物のにおいにつられたヘビがカゴに入ることが狙いで、隠れていそうな場所に仕掛け様子を見るという。

近隣住民に募る不安「子どもが近づいたら…」

一方、周辺の地域では様々な対策も行われている。

「ヘビに注意」と書かれた張り紙が貼られ…

近くの幼稚園では、畑などがある裏庭への子どもたちの立ち入りを禁止した。

学校法人近藤学園 名瀬幼稚園 近藤康弘園長:
土手の草が生えていたので、それを刈りながら。奥まであるので、(草を)刈って少しでも見渡せるように…

1週間以上たっても見つからないヘビに、保護者からも心配の声が…

保護者A:
(ヘビを)いざ見た時にどういうふうになるかは、(小さい)子どもなので正直わからないので、気をつけてほしいなと思います

保護者B:
(子どもは)実際にヘビを見たことがないので、興味が出ちゃって近づいていってしまったり、万が一のことを考えると怖いなって…

警察などは、周辺の住宅を回るなど捜索を続けている。

(「イット!」5月13日放送より)