テレビ愛媛賞40の受賞者の3組目はパラ水泳の世界記録保持者・今治市の山口尚秀さんです。

山口尚秀さん「東京2020パラリンピックで金メダルを獲って、1人でも多くの人々に障がい者スポーツの素晴らしさを広めていきたい」

山口さんは3歳の時に知的障がいを伴う自閉症と診断。4歳で始めた水泳を本格的に取り組むようになったのは高校2年の時。対人関係を築くのが苦手で、思い通りにならないもどかしさから、パニックを起こすことがあったといいます。

しかし力強くスケールの大きな泳ぎで記録はぐんぐん伸びていき、わずか2年で世界の舞台に。世界のデビュー戦となった去年2月の国際大会では、いきなり2位に入る好成績を達成しました。

そして日本代表として去年9月にロンドンで開かれた世界パラ水泳に挑み、100m平泳ぎ知的障がいクラスで1分4秒95の世界新記録で優勝を飾りました。本格的に競技に打ち込み始めてわずか3年での快挙でした。

山口さん「1ストローク、1キック、1つずつのテンポをしっかり大事にしていったので、この世界記録が樹立できたんじゃないかと思う」

山口さんは県関係選手では初めて東京パラリンピック出場も内定。また今年1月には50m平泳ぎで日本新記録を樹立するなど、まだまだ成長を続ける山口さんにますます期待が高まります。

山口さん「東京パラリンピックで自分の保持している世界記録を更新させてメダルをとること、そして障害のある無しに関わらず親しまれるような障がい者スポーツと共生社会を実現することを目標としていきたい」