タイの王室を批判した罪で勾留されていた反体制デモのリーダーの大学生が2カ月ぶりに保釈された。
反体制デモの学生リーダーの1人、パヌサヤさんは7日、王室批判をしないことを条件に保釈が認められ、およそ2カ月ぶりに釈放された。
パヌサヤさんは王室を批判したとして不敬罪で起訴され、今年3月から勾留されていたバンコク市内の刑務所で他のリーダーたちとともに抗議の意を示すハンガーストライキを行っていた。
一方、共にハンガーストライキをしたもう一人の学生リーダーは体調不良で病院に入院していて、保釈の審理は来週以降に先送りされた。
また、同じ不敬罪で勾留されている人権派弁護士のアノン氏は刑務所内で新型コロナウイルスに感染し現在治療を受けている。
裁判所が学生リーダーの保釈を認めたことでデモ活動が再び活発になるか注目される。