特集は、長野県信濃町にできた新しいスポーツ施設です。子どもたちに思い切り体を動かしてもらおうと整備されたもので、地域に活気を出したいとの願いも込められています。

5月1日にオープンした長野県信濃町「LIBRANT PARK(リブラント パーク)」。施設があるのは、現在、長電バスの信濃町支所などが入る建物の3階。かつて、ここは「物産館」でした。

小西隆文代表:

「もとの形を知っているから、こんなに人が楽しめる所になったんだなと感動」

整備したのは、地元のNPO法人「LIBRANT」です。代表の小西さん、プロのスノーボーダー。新潟県の妙高高原のスキー場を練習拠点にしていたこともあり、10年ほど前に徳島から移住をしました。

信濃町に来てまず感じたのが…。

小西隆文代表:

「子どもたちを外で見かけることが少ないなと。町に学校が一つしかなく、友達同士の家が離れているので、学校でしか友達と遊べないと。帰ってきたら家にこもりっきりになるというのが多くて、それはもったいないなと」

そこで小西さんたちは、NPO法人を立ち上げて「遊び場づくり」に着手。設置場所に選んだのが、空きスペースが目立っていた「旧柏原物産館」でした。

国道沿いにあり、土産物店や食堂は観光客などでにぎわいましたが、高速道路の開通などで訪れる人が減り、10年ほど前に事実上の閉館となりました。

所有する会社の理解を得て工事スタート。予算が限られていたため、スケートボードのコースやボルダリングの壁など、半分以上は小西さんたちの手作りです。

着手から半年を迎えた先月25日にプレオープンし、早速、メンバーの子どもたちなどが楽しみました。

ボルダリングをした子ども:

「楽しかった。また運動をしにここに来たい」

スケートボードをした子ども:

「近くに遊べる場所があっていいなと。みんなで一緒に遊べるのが楽しい」

かつての物産館に活気が戻ることに歓迎の声もあります。

建物を所有する会社の社長:

「3階まで客が来てくれるのは大変なこと、ありがたい。いろんな人が集まってくれる施設になればいい。若い人に頑張ってもらいたい」

小西さんたちは今後、町に許可を得て、学校帰りにも寄れる「学童保育」の場も目指す考えです。

小西隆文代表:

「ここで宿題をして、めいっぱい体を動かせると。こういうのを経験すると、山に行ってクライミングをしたり、スケートボードからスノーボードやサーフィンになったりとか。ここから外の遊びにも目を向けてくれたら」