働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

世界で1つだけの工芸品が生まれる。
利用者の思いと匠(たくみ)の技をつなぐ、プラットフォームとは。

全国各地の工房で作られる、日本の伝統的なものづくり。

この工芸品と“あるニーズ”をつなぐ、新たなプラットフォームが誕生した。

湘南学園小学校卒業生「自分の名前が入っていて、デザインもおしゃれで、世界に1つだけなのでいいなと思った」

神奈川・藤沢市にある湘南学園小学校で行われていたのは、北海道にある木を使ったものづくりを行う工房の作家とのオンラインミーティング。

湘南学園小学校PTA・川合良子さん「子どもたちにも、技術にこだわるとそんなことまでできるんだということも知ってもらえる。すごくいい機会かなと思っている」

リンクル・鈴木さん「ありがとうございます」

湘南学園では、卒業生に渡す記念品として、すべてのパーツが木で作られたシャープペンシルの制作を北海道の工房に依頼した。

小学校がある藤沢市の木として制定されている「クロマツ」を使用し、1つ1つに名前を入れたオーダーメード。

湘南学園小学校卒業生「みんなと見たときに、1人ひとり、形や色が違ったので、世界に1つだけという感じで良かった」

この小学校と北海道の工房を結んだのは、「ツクリバ」というサービス。

学校や会社の記念品など、特別なものを贈りたいという人と全国のものづくりの工房をマッチングするプラットフォーム。

このサービス、特徴は利用者と工房の間にプロデューサーがいるということ。

商品開発に携わってきた、“ものづくりのプロ”が間に入ることで、利用者は、ちょっとしたアイデアで作ることができる。

湘南学園小学校PTA・川合良子さん「おすすめはこれだけど、子どもたちの意思を尊重して、これもありですというふうに、いろんなパターンを想定して提示いただいたのがありがたかった」

ツクリバを運営する「ライヴス」は、全国の工芸品をセレクトして販売する店の運営などを行っていて、そのネットワークを生かして、作家とやりとりができる。

また、工程管理の効率化を行うことで、一般小売価格とほとんど変わらない価格でのオーダーメードが可能だという。

このサービスは、ものづくりを行う作家の新たな活躍の場としても期待されている。

ツクリバを運営するライヴス・清家貴代表取締役「なかなか物が売れない時代というか、厳しい時代。特に伝統工芸ってどんどん右肩下がりになっている中で、新しい販売のチャネルとして期待していただけるんじゃないかなと思っていて、基本的な消費って、商品があって、出来合いの商品を買うというスタイルが定番というか、普通のスタイルだと思うんですけど、そこにプラス必要な分を作るというふうな市場を作っていきたいと思っていますし、われわれが、ずっとお付き合いさせていただいている職人さんや作家さんの活躍できる場。彼らが強みを発揮できる場というのを広げていきたいというふうに思っていまして、そういう市場というか、そういう姿が消費の中にできればいいなと思っている」