1990年度には、1日あたり2460円だった下宿生の1日あたりの生活費。
28年後の2018年度には、1783円も下がって677円と過去最低となったことが、東京私大教連の調査でわかった。

3日午後、家計負担調査の記者発表に臨んだ私大助成部長の平林宣和さんは、「私大生を抱える家庭の負担は、もはや限界にきているということが明らかになっている」と述べた。

1日あたりの生活費 が677円。この金額で一体どんな生活をしているのか?
今どきのリアルな学生生活事情を取材した。

アルバイトと自炊は必須!? アプリも活用

大学2年の女子学生:
仕送りはなくて、家賃だけ払ってもらってる。(家賃は)4万円です。(生活は)バイトがないと結構キツイです。1日の食費は200円ほどです。がんばります。

大学2年の男子学生:
仕送り11万円もらってます。4万5000円が生活費で、1食にかけられるお金は、高くても500円とかそのくらい。僕も(1日)2食とかでやってるので。

大学4年の男子学生:
仕送りはないので、生活費は家賃(約4万5000円)を奨学金で払って、残りの生活費、光熱費とか食費とかはバイトで稼いでます。バイト代は月に7~8万円ぐらいです。


出費を抑えるため、大学生たちはあの手この手で節約していた。

大学2年の男子学生(仕送り4万円):
自炊の時に少し量を多く作ることで、冷凍したりして、次の日のご飯にも使えるし、自分で作るのが一番安いと思っているので。

大学3年の女子学生(学生寮に住み、仕送りなし):
暖房・冷房とか、そこまでかけたくないなと思っているので、断熱マットを窓に貼ったりして。ちょっと暖かくなる気がするので。メルカリとかも何回か使ったり。


家賃6万3000円、生活費の仕送りが5万円という大学3年生、湯浅太一さん(20)のお宅を拝見した。

湯浅太一さん:
こちら冷蔵庫、スカスカなんですけど。焼きそばは安くて、自分で焼いて、100円で3食食べられるので。


湯浅太一さん:
一回、偏った食生活をしすぎて味覚障害みたいになってしまったことがあって。オレンジやレモンの酸味を全く感じなくなった時があって。それ以降、健康も大事にしようと思っています。

仕送り額に占める「家賃」の割合は増加

まだまだ食べ盛りの時期である大学生からは切実な声が聞かれたが、仕送りの額は右肩下がりの傾向にある。
1994年度には、6月以降の月平均で1ヵ月の仕送り額は12万4900円あったが、2018年度には8万3100円と年を追うごとに下がっていっている。

さらに、仕送り額に占める家賃の割合にも変化が見られた。
1990年度には39.6%だったのが、2018年度には75.6%を超え、学生が生活費として使える額が減少しているのだ。

佐々木恭子キャスター:
親も大変なら子も大変な時代です。

加藤綾子キャスター:
本当ですね。風間さんの学生時代はどうだったんですか?

風間晋キャスター(フジテレビ報道局解説委員):
僕の時は、仕送りの大体3分の1くらいが家賃だったんですよ。だから、それと比べてもこの家賃はすごいなと思う。


取材した学生たちからは、次のような声も聞かれた。

仕送りだけで生活費は足りている?という問いには「アルバイトがないと厳しい」「アルバイトをかけ持ちして、週6回働いている」と、学業との両立の大変さがうかがえた。
さらに、自由に使えるお金があったら何をしたいかと聞くと、「高級焼肉をたらふく食べたい」「1万円分のメイク道具を一気に買いたい」という答えがあった。


加藤綾子キャスター:
こういう夢が自分を強くする部分もあるかもしれませんが、勉学をするというのが大学生本来の目的ですよね。本末転倒にならないように、頑張ってほしいですね。



(「Live News it!」2019年4月3日放送分より)