「ご一家の温かさを感じて感動的でした」

2日、天皇陛下の即位30年と両陛下の結婚60年を祝う音楽会が皇居内の音楽堂で開かれた。
皇太子さま、雅子さま、秋篠宮ご夫妻も出席されたこの音楽会には、両陛下の長女・黒田清子さんの姿もあった。
 

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音楽会には、美智子さまと30年近く親交がある歌手の由紀さおりさんが出演し、天皇皇后両陛下の思い出の曲など5曲を披露した。

その翌日の3日、「直撃LIVEグッディ!」に由紀さおりさんが生出演。

これまでの両陛下との温かいエピソードを振り返り、さらに、音楽会で歌った一曲をスタジオで生披露していただいた。

倉田大誠アナウンサー:
音楽堂の雰囲気、空気感はどういったものでしたか?

 
由紀さおりさん:
あそこにカメラがございますけど、ちょうどあのあたりに両陛下と皇太子さま雅子さま、そして秋篠宮ご夫妻がおいでで、黒田さんもご列席でございました。本当に近くにおいでになって…
 
安藤優子:
皆さまがお揃いになっている真正面で歌われたということなんですね。
 
由紀さん:
すごく緊張はしましたけど、やはりご家族と申しましょうか、黒田さんはお嫁に出てらっしゃるお立場ですが、ご一家の和気あいあいというか、そういう温かさをとても感じて感激的でございました。
 
倉田:
由紀さんが音楽堂で披露した5曲が、こちらです。こちらは由紀さんご自身で選曲されたそうですね。

東日本大震災の曲、美智子さまが子どもたちに歌われた曲

【音楽会で歌った5曲】

「花は咲く」:東日本大震災被災地の慰問に行かれる両陛下のお姿に大変感動し、当時テレビやラジオでよく流れていたこの歌を選曲

「ゆりかごのうた」:美智子さまがご公務でカナダの小児科病棟に行かれた際、病気と闘う子供たちに歌われた曲

「恋文」:両陛下の仲むつまじい様子がこの曲の歌詞にぴったりだったので選曲

「夜明けのスキャット」:2012年に陛下が心臓のバイパス手術のために入院した際、病室で聴かれていた曲

「あなたにとって」:これからの時代を生きる子供たちに向けて作られた歌。両陛下に伝えたいという思いから選曲


由紀さん:
「花は咲く」は皆さんご存知、東日本大震災を忘れてはいけないという思いで作られた一曲です。被災者の方をお尋ねになられる両陛下が、体育館でお一人お一人ひざをついて、同じ目線でお声がけされていたことが私の印象にものすごく残っておりまして。
皆さん、すごくお力をいただいたんじゃないでしょうかということで、まず「花は咲く」から歌わせていただきました。
今回の音楽会は、長い間ご公務で同じ時間を過ごされた宮内庁の職員の方々が、在位30年とご成婚60年のお祝いと感謝の気持ちで開かれた音楽会でございましたので。その皆さま方の思いもかみしめながら歌わせていただきました。

倉田:
そして次が「ゆりかごのうた」。

由紀さん:
美智子さまがカナダご訪問の時にお歌いくださいまして。こういったジャンルの歌を歌ってきた私どもにとって、本当に背を押していただいたように心強く思った一瞬でございました。(昨日は)懐かしく聴いていただけたんじゃないかと思います。

陛下が入院中に聴かれていたのは、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」

倉田:
さらに「恋文」と続いて、「夜明けのスキャット」。こちらは陛下が入院された際に、病室で聴かれていた曲だったということですが。

 
由紀さん:
翌年の秋の園遊会に呼んでいただいて、その時のいきさつをご説明いただきました。
 
倉田:
実はリハビリの際にも聴かれており、音楽に合わせて歩かれていたことを、2013年秋の園遊会で由紀さおりさんご本人に明かされたそうですね。

由紀さん:
はい。その時は皇后陛下は“歩行訓練”という言葉を使って、「“歩行訓練”の時に、ほらほら、あれあれ」という風に天皇陛下に耳打ちしてらっしゃいました。

安藤:
入院中に聴かれていた曲は、美智子さまの選曲だったそうですね。

由紀さん:
そうですね。ちょっと伺ったら、黒田清子さんがお生まれになったお年の曲なんです、1969年が。
それなのでとても印象に残っておられるんじゃないでしょうかと、宮内庁の方がお伝えくださいました。

安藤:
それにしも、昨日は両陛下が目の前でお話をしながら聴かれてたじゃないですか。その仲むつまじさというのは、日々変わらないものですね。

由紀さん:
そうですね。「私たち国民のお手本」というわけじゃないですけれども、ご一家のお姿というのはいつもそういう風に見せていただいている一人でしたので。
昨日もまさにそういう雰囲気が会場にあふれておりました。


2日の音楽会で最後に歌った「あなたにとって」。この新曲を、スタジオで生披露していただいた。

由紀さおりさんの歌声にスタジオは感動の空気に包まれた。

倉田:
由紀さおりさん、ありがとうございました!

安藤:
ずっとウルウルしちゃいました。歌っていただいている時に天皇皇后両陛下の映像も一緒に流れて、感動しました。

光岡ディオン(ラジオパーソナリティ):

私も2009年に主人がブラジルとの関係で秋の園遊会に招待していただいて実際にお会いすることができたんですが、その時のお二人の様子がこの歌と被る感じがしました。
美智子さまのやさしさ、いつもサポートしてらっしゃる姿が思い浮かんで…本当に泣きそうな気持でいっぱいになりました。

由紀さん:
自分も僭越ですが、こういう(歌詞にあるような)お気持ちでずっと私たちの前にお立ちいただいた在位30年だったんじゃないかと。こんなこと申し上げられませんでしたけど、そういう思いで歌わせていただきました。

(「直撃LIVE!グッディ」4月3日放送分より)