島根県安来市に主力工場がある日立金属について、親会社の日立製作所は日本とアメリカの投資ファンド連合に売却すると発表した。

日立製作所の発表では、子会社の日立金属についてアメリカの投資ファンド・「ベインキャピタル」を軸とする日米ファンド連合に、保有する約53%の全株式を約3820億円で売却するとしている。日米ファンド連合は今後、日立金属の全株式をT0B・株式公開買い付けなどにより8166億円で取得したうえで日立金属の経営再建に着手する方針。

日立金属の主力工場である安来工場は、特殊鋼の分野で世界レベルの技術を持ち、地元・島根でも地域産業の中核を担っている。今回の売却決定について島根県の丸山知事は、「地域の雇用・経済への影響を最小限とするよう関係者に要請していく」とのコメントを発表した。