肖像画が逆向きになっているように見える

20年ぶりに刷新されることが発表された新紙幣。しかしそのデザインについて今“ある疑問”が持ち上がっている。

それは・・・新紙幣5000円札に描かれた津田塾大学の創設者・津田梅子の肖像画が、大学が提供した写真と 『逆向き』になっているのでは?という疑問だ。

大学提供の写真とお札の肖像画を見比べてみた

大学側が提供した津田梅子の写真は4点。
 
このうち、参考にしたとみられるのは36歳の梅子とされる写真。
新紙幣の肖像画と比べると、表情や前髪の生え際、さらに着物の『よれ具合』も似ているが顔の向きは逆。  

ネット上では発表直後の先週から「これ、ただ単に反転させただけでは?」「右側に人物を配置したいので左右反転させたと理解」などの声があがり話題となっていた。

視線が中央に向かっている方がデザイン的にまとまる

もし反転させた理由があるとすれば、それは何なのか?

大蔵省印刷局OBで紙幣研究家の植村峻さんは「基本的には日本のお札は右側に肖像画が入っている 。肖像画の視線が右の場合は外に行くとまとまりがなくなる 。一般論として視線が中央部に向かっている方が デザイン的にまとまりがある 」と解説。

視線が外側に向くことが不格好だからではという見方だ。

では、視線が外に向かないように肖像画を紙幣の左側に配置するという選択肢はなかったのだろうか。

実は1915年発行の「乙十円券」は、肖像画が左側に配置されている。

しかし当時、銀行などから「十円札だけ肖像が確認しにくく不便」との声が寄せられたという。

反転デザインについて菅官房長官は「既存の写真がそのまま日本銀行券の肖像として印刷されることはない」とコメント。 

財務省も「複数枚の写真を参考にしたうえで、印刷局で肖像画を作成している」としている。

(「Live News it!」4月16日放送分より)