働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

全ての人にリアルなスタジアム体験を。
「SDGs」の取り組みは、サッカー界でも加速している。

4月に行われたサッカー女子日本代表戦。

この試合を、スタジアムのある部屋の窓から観戦する親子がいた。

母親「外はきっとすごく大きな音がしていると思うよ。すごく静かだね、この中はね」

この部屋は、スタジアム内にある音が聞こえにくい、「センサリールーム」と呼ばれる部屋。

感覚過敏により、大きな音などが苦手な子どもが、家族とともに安心して観戦できるよう、サッカーの日本代表戦としては初めて設けられた。

川崎フロンターレが公開している感覚過敏について説明した映像では、一見すると何気ない日常の風景でも、感覚過敏の人には、音がより反響して聞こえ、外の光がよりまぶしく見えることがわかる。

サッカーが好きなある親子は、過去にスタジアムで観戦した際には、なかなか試合を楽しむことができなかったという。

利用した子の母親「みんながわいわいしている中で、その“わいわい”が苦痛。(普通の客席だと)声援なり、楽器なりの音で、イライラや怖いという感じで楽しめない。(センサリールームは)本人も普通におしゃべりしながら見られるし、恐怖心もないので楽しく見られる」

スタジアムには、パニックになった際に落ち着くことができる場所も準備されている。

日本サッカー協会・須原清貴専務理事「いろいろなハンディキャップを持つ方に、サッカーをプレーしていただくということについては、いろいろなアプローチをしてきた一方で、サッカーを見ていただくハードルを下げるというアプローチは、必ずしも十分じゃなかった。これから先、どんどん進めていきたい」

誰もが安心してスポーツ観戦を楽しめる環境を。

日本サッカー協会は、ほかの代表戦でも「センサリールーム」の設置を予定していて、今後、全国の試合に広げていきたいとしている。