ベテランドライバーの事故…妻は「主人が悪いかはわからない」

神戸市で市営バスが暴走し、8人が死傷した事故。
逮捕されたバス運転手の妻が事故直後のインタビューで心境を語った。

捜査関係者によると、事故直前、バス停で外国人とみられる乗客に地図を広げて道案内をしていたという大野容疑者。

その後、赤信号に気がつかないままバスを発車させ、自転車をひいたことで動揺し、ブレーキとアクセルを踏み間違えた疑いがあると見られている。

事故から数時間後のインタビューで「心配ですよね」と問いかけた記者に対し、大野容疑者の妻は「もちろん、そう(心配)」と答えた上で、「そんな事故を起こす人ではない」「バスか主人か、どちらが悪いかはわからない」と語っていた。

大野容疑者の妻:
新聞記者の人から電話があって、それで「事故や」と言うから初めてわかって…警察からも電話がないから、状況がどうなっているのかわからない。主人にも電話したけれど出ない。そんな事故起こす人じゃない

――心配ですよね?

大野容疑者の妻:
もちろん、そう。どっちが悪いかわからないからね。バスが悪いか、主人が悪いか、どっちかだから。多分主人じゃないと思う。私はね

「ベテラン」だからこそ陥る“罠”とは?

勤務歴30年以上の“ベテランドライバー”だったという、大野容疑者。
大野容疑者を知る大型トラック運転手からは、普段から事故に気をつけている姿が語られた。

大野容疑者を知る大型トラック運転手:
(大野容疑者は)大型一筋の人で、俺らの大先輩だから…会うたびに「ちゃんと気をつけて運転しな」と言ってくれる人だから信じられない

しかし、交通事故鑑定人の中島博史氏は、ベテランドライバーだからこそ陥る“罠”があると語る。

交通事故鑑定ラプター 中島氏:
ベテランの人ゆえに陥りやすい、心理的な罠のようなものですが、(ベテランドライバーは)いつも運転に慣れていて、いつも正しく操作できるのが当たり前なので、何かの拍子に間違ってしまった時に、自分が間違ったということに気付きにくい

事故から一夜明けた22日、現場に献花に訪れた人が「ついこの間、池袋で事故があったばかりなのに、なぜ次々と起こるのか」と悲しみを滲ませた今回の事故。

一刻も早い原因の解明が望まれる。

(「Live News it!」4月22日放送分より)