日本酒の製造過程で出てくる「酒かす」を使った「秋田のこだわりの塩」が、台湾へ初めて輸出されることになり、12日、最後の商談が行われた。

 台湾へ輸出される「秋田のこだわりの塩」は、秋田県内3つの酒蔵の日本酒の製造過程で出る「酒かす」と、鳥海山の伏流水が流れ込んだ「海水」を一緒に煮詰めて作ったもので、酒かすの香りやまろやかな甘さが特長だ。

 12日は、商品を企画した秋田県大仙市の食品メーカーの代表が、台湾の商社とのオンライン商談に臨み、台湾で販売する際のラベルのデザインなどを確認した。

 商社によると、台湾でも塩は一般的な調味料として親しまれていて、今回の商品は、台湾のレストランで使われるほか、高級スーパーや百貨店でも販売されるという。

 台湾商社の担当者は「特に大吟醸の酒かすを使った塩がうま味が全然違う。酒かすと一緒に塩を作っているところが一番大きなポイント」と話す。

 また、三吉フーズの佐藤憲夫さんは「酒かすの加工食品を作っている人は、あまりいないのでそこにチャレンジした。もっと秋田のことを知ってもらえるような売り方をしていきたい」と意気込んだ。

 秋田の魅力を凝縮したこだわりの塩は、4月下旬に台湾に輸出される。