福島第一原発の処理水の海洋放出に向け、政府は4月7日、本格的な検討を始める方針を示した。

これに対し、岩手県漁連の大井会長は「完全に反対」だと抗議している。

全漁連の岸会長と7日、会談した菅首相は、放射性物質・トリチウムを含む福島第一原発の処理水について「海洋放出がより確実で現実的という専門家の提言をふまえ、方針を決めたい」と述べた。

これを受けて、岩手県漁連の大井会長は次のように話した。

岩手県漁連 大井誠治会長

「コロナ禍で水産物が全然売れないところへこれ(海洋放出)をやったら、輪をかけてダブルパンチになる。完全に反対。水産業をつぶす気かと言いたい」

大井会長が、特に懸念しているのが風評被害。

岩手県漁連 大井誠治会長

「国民は敏感だから。海の魚は全部アウトと理解する。こんなことで大変なことになるのはやはり許せない。災害から立ち直って本来の姿で今、スタートできるところだ」

そのうえで大井会長は「国の責任で安全に処分してほしい」と語った。