一方ですでに高齢者向けのワクチンの接種券を発送した伊豆市では、接種券を受け取った高齢者から問い合わせが相次いでいます。
高齢者が無理なくかかりつけの医者に相談できるようにと、先月30日1カ月の期間をとって早めの発送に踏み切った伊豆市。
市には問い合わせが相次いでいます。
伊豆市健康長寿課 職員「今回予約の申し込みはまだ開始していませんので…お電話ありがとうございます]
コールセンターへの問い合わせは1日200件以上。
市役所への問い合わせも、あとを絶ちません。
伊豆市健康福祉部 栗山信博部長「市民の皆様はワクチンの予約の仕方、接種の予約の仕方ですとか、いつから始まるんだという問い合わせがかなり入ってきております」
伊豆市土肥地区に住む鈴木忠治さん80歳。
4年前にがんの手術を受けワクチン接種には体力的な不安があります。
鈴木忠治さん「ワクチンが悪い方へと作用してというようなね、事が起きるとうまくないなってそういう心配はあるね」
かかりつけの医者に相談して接種をするかどうか決めるという鈴木さん。
接種場所が車で40分ほどかかる1カ所だけということも気がかりです。
鈴木忠治さん「何かあってもうまくないから、夫婦で同日にというのは良くないということを考えて、女房と2人で行って4回行くということになるんじゃないかな」
こうした声を受け、伊豆市は市内の5つの病院に協力を要請し、各地区で接種できるよう調整中です。
伊豆市健康福祉部 栗山信博部長「確実にワクチンは徐々に入ってくると思いますので、あまり慌てずに予約の方はしていただきたいと思います」
伊豆市は高齢者にはがきで予約の開始を通知し、電話とインターネットで予約を受け付ける予定です。
【ここからはスタジオ解説】
来週から静岡市や浜松市で高齢者へのワクチン接種が始まりますが、それぞれの市と町の配布数をまとめました。
4月26日の週までで最も多いのが浜松市の5280回分、静岡市が5080回分となっています。
4月下旬以降本格的に高齢者への接種がおこなわれる予定です。
また8日、県内では新たに30人の感染が確認され、焼津市では住宅でおこなわれた合唱サークルの参加者5人が感染し、県はクラスターと認定しています。