2022年3月の韓国大統領選挙の前哨戦となるソウルと釜山(プサン)の市長選挙が行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を支える与党が惨敗した。

首都・ソウルの市長選挙では、最大野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)候補が、与党候補を大差で破り、当選した。

釜山市長選挙でも、野党候補が同じく大差で与党候補を破っている。

高騰する不動産をめぐる政策の失敗や、宅地開発を担う公社職員による土地投機事件で、文大統領の支持率は急降下していて、国民の政権への不満が選挙結果に直結したとみられる。

与党は、主要都市2つの市長選挙で大差で敗北したことに強い衝撃を受けていて、2022年3月に行われる大統領選挙で巻き返すために、今後、文大統領との距離を取ると予想される。

一方、求心力のさらなる低下を避けられない文大統領が、局面打開のために、「反日」の姿勢を再び前面に打ち出す可能性も指摘されている。