松江を舞台にした推理小説がこのほど発売されました。手掛けたのは、今注目のミステリー作家・八木 圭一さん。きっかけは新型コロナ禍のリモートワークでした。

ミステリー作家・八木圭一さん41歳。雑誌編集者やコピーライターを経て2014年に作家デビュー。「一千兆円の身代金」で宝島社の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しました。現在大手IT企業に勤めながら執筆活動と両立。

今回グルメミステリーシリーズの3作目として出版した「手がかりは一皿の中にファイナル」が松江を舞台にした物語です。このほど八木さんが松江市の松浦市長を訪ね新刊をPRです。そもそも作品の舞台を松江にしたきっかけは・・・。

八木 圭一さん:

「IT企業で勤務していまして、コロナ以前からリモートワークの制度があった。

(松江に)一週間滞在させてもらった」

リモートワークがきっかけで2017年から継続的に松江を訪れていたのです。

八木さん:

「やっぱりこの景色が好きだったので、宍道湖を描いていますし、『しじみの味噌汁飲んだらお酒が残らない気がする』という描写もそのまま描いた」

作品のストーリーは、グルメライター・北大路亀助が松江城などを島根の名所で美食と地酒を堪能したあと堀川遊覧船で事件に遭遇。真相を突き止めるために奔走するというもの。

書店をのぞくと、売っていたコーナーはぽっかりと空き、完売の様子。

今井書店グループセンター店・藤本 美保店長:

「初速があまりにも速くて。あっという間に売り場からなくなってしまった。今急いで手配している所」

こちらの店では30日に異例の100冊以上を入荷しました。今回も市内の宿泊先でリモートワークしていた八木さんに伝えると・・・。

八木さん:「(書店で完売のようですが…)ありがたい限りですね。魅力がたくさんある街なのでまだまだ描き足りないと感じています」

コロナ禍でリモートワークが定着。そんな機運も後押しして生まれた松江を舞台にしたミステリー。続編にも期待がかかります。