防犯カメラが捉えた一部始終…

人けのない4月5日早朝の大阪・ミナミの繁華街。

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そこに2人組の男の姿が…
黒い服を着ている男の手にはスマホ。ここで撮影をしているとみられる。

2人組みの男がカメラに収めていたものはカニ料理店の高さ3メートルの巨大なオブジェ、その名もカニタワー。店のシンボルとなっていた。

ピンク色の服を着た男がカニタワーに近づくと、もう一人の男がすかさずカメラを向ける。
そして次の瞬間、助走をつけて蹴った。

さらに重さ100キロほどあるこのカニタワーを引き倒して逃げていった。
まさにやりたい放題の迷惑行為だ。

脚がバラバラに…

路上に散らばる残骸。倒された衝撃でたくさんのカニの脚が折れていた。

150万円ほどかけて作った自慢のカニタワー。
破壊される前と比べると、壊れた部分を取り除いたため、中はスカスカになっていた。

大阪かに源・武田源社長:
爪の部分がないんですよね。それも全部バラバラになっていましたね。
もうほんと怒りとやり場のない気持ちでいっぱいでした。

時短営業で人通り少ない明け方に

ミナミの繁華街で時短営業の影響で人通りが少なくなっている明け方に犯行は行われた。

警察はカニタワーの破壊行為について器物損壊の疑いで捜査。逃げた2人組の男の行方を追っている。コロナ禍で、人けがない繁華街で起きた迷惑行為。さらに別の被害にも遭っていた。

大阪かに源・武田源社長:
(エレベーターのボタンの)ここがもう剥がれているじゃないですか。危ないですよね。

周辺ではビルのエレベーターのボタンが破壊されるなど被害が相次いでいて、警察は関連を捜査している。

大阪かに源・武田源社長:
こんなご時世で、みんなが精神的にも不安で、そんな中で本当に人間としてこういうことをやるのは許されないですよね。絶対許せないです。

(Live News it!4月6日放送分より)