今年も開幕した男子ゴルフツアー。
 
史上最年少で選手会長に就任した27歳の石川遼選手は、さまざまな改革に着手。オリジナルピンフラッグを発売し、選手が気軽にサインを書けるようにするなど、選手との距離が近くなったことで、試合会場に駆けつけるファンも増えている。
 
5月12日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、石川選手会長率いる若手ゴルファーが登場。ネット動画で話題となっているスーパーショットにスタジオでチャレンジ。さらに、石川選手の素顔に迫った。

 
 
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先輩のせいで涙も飛んだ初優勝 

今、男子ゴルフ界は新世代が台頭している。
 
2018年に行われた全24試合で、過去最多の13人が初優勝を飾った。
 
その中でも注目を集めるのは、2018年の「RIZAP KBCオーガスタ」で初優勝した26歳の出水田大二郎選手、プロ参戦わずか2年目で初優勝を飾った23歳の星野陸也選手、苦節10年目で初優勝を飾った28歳の秋吉翔太選手だ。

 
 

初優勝の裏側について、星野選手は「昨年、何度も優勝争いをしたときにメンタルが弱くて上手くいかなかった。けれど、前回この番組に出させて頂いたときに、浜田さんからツッコんでもらってメンタルが強くなった。そのあとに優勝できたのでありがとうございます!」とMCの浜田雅功さんに感謝。

 
 

また、出水田選手は「車を買ったんですけど、シーズンが始まったときに調子が悪くて稼げなくて、ローンがやばいと思って追い込まれたんですけど、気合い入れたら優勝できたので、車を買って良かったです」と打ち明けた。
 
しかし、出水田選手は感動の初優勝が高校の先輩である秋吉選手のせいで、涙も吹っ飛んでしまったと明かした。
 
同じ高校の先輩後輩同士で寮も同じ部屋だったという秋吉選手と出水田選手。

 
 

見事、ウィニングパットを決めた出水田選手は初優勝の感動で涙腺が緩みかけるも、近くにいた秋吉選手がものすごく泣きじゃくって自分に駆け寄ってくる姿を見て、「先輩の泣いた姿を見たことはなく、笑えてきて、泣けなかった」と振り返った。
 
それについて秋吉選手は「昔のことを思い出したら泣けてきて…」と号泣した理由を明かした。

石川遼選手のファンから…

 
 

2018年の男子ゴルフツアー賞金王の今平周吾選手。その獲得賞金額は1億3911万円だが、驚きなのは優勝したのは1勝だけということ。これは、青木功さん以来、42年ぶりの快挙。わずか1勝で賞金王になれた理由は、ツアー24戦中2位が3回、3位が3回など10位以内に14回入るという抜群の安定感を持っているから。
 
その原動力となったのは、初優勝したときのキャディー・菜々恵さん。息の合ったコンビぶりに、その関係性を「友達」と答えていた今平選手だが、以前、番組に出演したときに「本当は付き合っていた」と告白。

その菜々恵さんと2018年5月に婚約。
 
浜田さんから「賞金王になれたのは彼女の存在が大きかった?」と問われると、今平選手は「良いときも悪いときも、いつも同じ感じでいてくれて安心する」と話した。

 
 

菜々恵さんを昔から知っているという石川選手は「向こうも、たぶん(自分を)応援してくれていて。双子の姉妹なんですけど、姉妹で試合を見に来てくれることが何回もあって。高校生、中学生くらいの子が2人で見に来るのは目立つんです。でも、僕が5年間アメリカに行って帰ってきたら周吾と付き合ってたんです」と明かした。
 
そんな今平選手は菜々恵さんと付き合ったきっかけを、「僕のギャラリーをしていて、向こうからファンです」と言われたことだという。石川選手も「ゴルフはファンとの距離が近くて、ラウンド中も自分が打つ1、2分間は集中していますが、終わったら自分の番が来るまで時間があるので周りがよく見える」と話した。

石川遼が怒った理由はゲーム? 

若手ゴルファーが石川選手会長へ日頃聞きたくても聞けない質問をぶつける企画「教えて遼くん!!」も。

 
 

いつもニコニコしている石川選手は怒ったことがあるのか、と疑問を持っている片岡大育選手は「最後に怒ったのはいつですか?」と質問。

すると石川選手は「夫婦でケンカはあります。お互いにゲームが好きで、二人で対戦するものではなく、一人で進めていくゲームを交代でやっていたんですけど、僕がやっていたときに嫁がそのゲームを知っているので、そこに行ったら何があるとか、これをやった方が上手くいくと言われて、すごいイラッときて」と明かし、「僕のやり方でやらせてくれ!」とつい言ってしまったそうだ。
 
だが、反省した石川選手は、すぐに奥さんに謝ったというが、怒らないと思っていた石川選手の微笑ましいエピソードにスタジオも温かい空気に包まれた。

 
 

また、“ゲンちゃん”と呼ばれている時松隆光選手は、「どうしたら女性ファンを獲得できますか?」と質問。以前、番組に出演して以来、ファンが増えたというが、「ご年配が多くて、選手会長の組はキャーとか…」と黄色い声援が飛んでいる石川選手をうらやましがった。
 
すると、石川選手は「そんな風に思ってもらえているなんて思わなかった!“ゲンちゃん”は静かにやりたいタイプなのかと」と驚いていた。
 
続けて、時松選手は「ウェアをおしゃれに着こなす方法」も質問。「僕がお世話になっているスポンサーさんから、ズボンは白と黒しか送って頂けないんです。似合わないと思っているのかな…」と、カラフルなウェアを着たい願望を明かした。
 
浜田さんは「ゲンちゃんから言えば?」とアドバイスするが、時松選手は「言いにくいです。似合わないってことなのかもしれない」と落ち込み、「(今着ている)グレーがギリギリです」と話した。
 
そこで番組では、“ゲンちゃん”の切実な願いを叶えるべく、ファッション改造計画も実行。雑誌「LEON」などを手掛けた吉野誠さんを助っ人に呼び、六本木でロケを敢行した。
 
さらにスタジオでは、インターネットで話題のスーパーショットに挑戦。

 
 

横一列に並び同時にパターをする『7人一斉パター』では、それぞれの名前が書かれたボールでチャレンジ。誰が外したのか分かってしまうため、ホールに近い位置に立ちたいとみんなで詰め寄るプロらしからぬ姿を見せてしまう。

 
 

その他、ゴルフボールをリフティングしながら打つ『リフティングショット』やゴルフボールを打ってボウリングのピンを倒す『ボウリングショット』にもチャレンジした。
 
これからの活躍が期待される、石川選手会長率いる若手ゴルファーたちから目が離せない。

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送