関東で“令和初”の真夏日 あっという間に日焼けも…

まだ5月にもかかわらず、群馬県・伊勢崎市では最高気温30.0℃と、関東で“令和初”となる真夏日も記録された10日。
なんといっても気になったのは、その強い日差しへの対策だろう。

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千葉県にあるふなばしアンデルセン公園に遊びに来ていた親子連れが気にしていたのは、熱中症と日焼けへの対策。
「ほんの1時間ほどプールに入っただけで日焼けしてしまった」という子どもの足には、半ズボンのあとがくっきり!

紫外線は日光に含まれる光線の一種で日焼けの要因となる。
実際にその強さを測ってみると、日なたでは11.2、日かげでは0.4。

気象庁が発表している「紫外線の強さ」を見てみると、この11.2という数値は「極端に強い」紫外線をあらわしており、2018年の5月の平均値の倍以上ということがわかった。

はなふさ皮膚科・花房火月理事長:
今日(10日)は真夏に匹敵するぐらいの紫外線が降り注いでいると思いますね。
5月というのはまだ肌が紫外線に慣れていないので、紫外線のトラブルが真夏と同様に多い時期ですね

紫外線対策に「やりすぎ」はなし?

皮膚科の専門医によると、5月は紫外線トラブルが多い季節。
紫外線対策として誰もが思い浮かべるのが日焼け止めやサングラスだろうが、実際に10日はそのような対策を行っている人が多数見られた。

中には、子どもに専用のサングラスをかけさせたり、ベビーカーに乗った赤ちゃんにも日焼け止めを塗り、「地黒になったら恨まれるかなと思って…」と笑いをこぼすお母さんの姿も。

しかし、「子ども用サングラスなんてオーバーなのでは?」と思っている人も多いのではないだろうか。

実は、欧米諸国では夏場に使用するのが一般的だという、子ども用サングラス。
はなふさ皮膚科の花房理事長は「紫外線を目に直接受けると、角膜炎や結膜炎、白内障に対するリスクを上げてしまう」と指摘する。

毎年5月から売れ始め、今年は約20種類の子ども用サングラスを用意しているという。こどもの眼鏡屋 フェイスオン瑞江店の小泉智大店長は「お子さんの目は紫外線に弱いので、今後サングラスが広まってほしい」と語る。

去年の日焼け止めクリーム 使い回しはOK?

そしてサングラスとともに必須なのが、日焼け止めクリーム。
しかし、使用前に必ずチェックしてほしいポイントがある。
それが、購入日時だ。

女性:
(日焼け止めを買ったのは)去年。
子ども用は今年買いましたけど、私は使い切れずに去年使ったものが余っているので、今使っています。

ついつい古いものを使い回してしまいがちな日焼け止め。
しかし、専門医によると、最近の日焼け止めクリームは防腐剤が入っていないものが多く、古い日焼け止めには雑菌が増殖している可能性が。
そのため、去年使ったものは捨て、新しいものを購入してほしいという。

大人にとっても子どもにとっても、大事な紫外線対策グッズ。 
明日11日も暑い一日となることが予想されているが、きちんと新品の紫外線対策グッズを準備して迎えたい。

(「Live News it!」5月10日放送分より)