高齢者を狙った特殊詐欺は後を絶たない。こうした中、高齢者と交番の警察官との会話が容疑者逮捕につながる出来事があった。

詐欺未遂の容疑で逮捕されたのは、東京・渋谷区の無職・梶原大輝容疑者(30)。東京・品川区に住む80代女性に、仲間とともに「お金が必要になった」とうその電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑いが持たれている。

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この事件は、交番の前で慌てている女性に警察官が声をかけたことで発覚。女性に同行した警察官が、現場に現れた梶原容疑者を現行犯逮捕したという。

発覚のきっかけは警察官との「会話」

3月30日、東京・品川区の防犯カメラの映像は、きっかけとなる瞬間をとらえていた。

画面左の公園から手押し車で現れたのが、今回狙われた女性。横断歩道を渡って交番のある方へと歩いていき、交番の前にいる警察官と話を始めた。

警察官は女性がタクシーを止めようと焦っていたところを気付き、声をかけたという。そして、ここで事件が発覚したという。その会話とは…

80代女性:
孫が「お金が必要になった」というので届けに行く

このとき、その様子を見ていた近所の人は…

目撃者:
おばあさんは必死だった。急いで行かないといけない雰囲気だった。お巡りさんが結局、振り込め詐欺だなと思って「とにかくお孫さんに連絡取ってくれ」って言って説得してた

別の警察官が女性の孫に連絡したところ、祖母にお金など頼んでいないことが判明したという。

女性は150万円を用意していた

その後警察は女性の協力の下、受け渡し現場として指定された川崎市内のコンビニに同行。

女性がコンビニ脇の公衆電話で連絡をしたところ、梶原容疑者が現れて現金を渡したことで、現行犯逮捕に至った。女性は150万円を用意していたが、幸い被害は免れた

警視庁の調べに対し、梶原容疑者は「歌舞伎町で知り合った人から『忘れ物を取りに行けないから代わりに川崎駅に行ってくれ』と言われた」などとしている。

また、詐欺未遂については「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

(「イット!」4月1日放送)

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