78歳のタクシー運転手を”ひき逃げ”で逮捕

3月28日午前3時50分ごろ、広島県江田島市で、道路に横たわっていた41歳の女性が車にはねられ、およそ500メートルに渡ってひきずられ重傷を負いました。

この記事の画像(7枚)

車が現場から逃走していたことから、警察はひき逃げ事件として捜査を開始。捜査線上に浮上し、29日にひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、78歳のタクシー運転手の男でした。

めざまし8は当時の防犯カメラ映像を入手。さらに、通報者でもある、運転手が勤めるタクシー会社社長を独自取材しました。いったい現場で何があったのでしょうか?

防犯カメラが捉えた“ひき逃げ現場”

女性が発見された現場を捉えた防犯カメラ映像。3月28日午前3時53分ごろ、画面右奥から、1台の車が現れ、その場に停車します。

そして、そのおよそ1分後、車は少しバックしてハンドルを切り返すと、そのまま走り去って行きました。

この車こそが、逮捕された運転手が運転していた車で、タクシー運転手は、この時、女性を置き去りにしたとみられているのです。

その後、赤色灯を点灯させた警察車両や救急車両が駆け付け、20分ほどの間に現場がにわかに騒がしくなる様子も記録されていました。

運転手が勤めるタクシー会社の社長が通報

今回、警察と救急に通報したのは、運転手が勤めるタクシー会社の社長でした。

社長によると、タクシー運転手から「人が倒れている」と電話がかかってきたといいます。慌てて現場に向かった社長が見たのは、倒れている被害女性と、一歩離れて見ているような運転手の姿だったといいます。女性はその後搬送されましたが、骨盤骨折などの重傷。被害者に対して、社長は「誠心誠意対応していきたい」としています。

一方で、逮捕された運転手は、警察に「事故の時は人と思いませんでした」と供述しています。

社長によると、運転手のタクシードライバー歴は10年ほど。過去には対向車線の他人の車のドアにぶつけたりと、運転手としては事故が多い方だったといいます。

逮捕されたタクシー運転手の年齢は78歳。人によっては免許返納も考える年齢でもあります。高齢化社会が続く中で、職業ドライバーの高齢化への対策もまた、求められています。

(めざまし8 3月31日放送)