福井大学は、名古屋大学との共同研究で、大気中の鉛がスギ花粉症の症状を悪化させることが分かったと30日発表した。 

 研究を担当した福井大学医学部・耳鼻咽喉科の藤枝重治教授らが会見に臨んだ。研究は、名古屋大学で重金属を研究するグループと共同で、2016年から4年間で進めてきた。

 健常者と花粉症患者の鼻水を採取し、含まれる成分などを調べた結果、花粉症患者の鼻には、花粉に付着して入り込んだ鉛が残りやすく、それがくしゃみや鼻づまりなど症状を悪化させる要因と解明した。

 藤枝教授らは、マスクに鉛を除去するフィルターを入れたり、空気清浄機の機能に鉛を除去する機能を付けたり、研究成果の活用が期待できるとしている。