2021年3月、アルクは英語学習アプリ「booco(ブーコ)」の法人向けオンライン自己学習サービス提供を開始しました。


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昨今の学習環境の変化や、進歩を続ける技術に対応すべく、アルクはDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを強化し、様々な学習コンテンツのデジタル化を進めています。「英語の勉強を、もっと便利にする」をスローガンに誕生したboocoも、デジタル時代の今、お客様に豊かな学びを届けるための学習サービスとして開発されました。


今回はboocoやその法人向けサービス開発の裏側に眠るエピソードを、開発に携ったメンバーの思いとともに紹介します。



企業営業部 SDチーム 釜谷 洋明/デジタル推進部 事業開発第1チーム 中山 牧子


アルクのコンテンツを、もっと多くの人にお届けしたい

Q.英語学習アプリ「booco」誕生の経緯とは?

中山:創業から現在まで、アルクの書籍や教材は、お客様から高い支持をいただけていると思います。しかし、強みである学習コンテンツを提供する方法が、お客様の学び方や時代の変化に合わせてアップデートできていないという課題がありました。


アルクが自信を持って提供する学習コンテンツを、お客様が日常的に使うようになったスマートフォンで、もっと手軽に学習できるようにしたい。そういった思いからboocoの開発はスタートしました。


釜谷:法人向けサービスのスタートが方針として決まったのは、2020年4月にboocoがリリースされた少し後のことです。


アルクの法人向け通信講座は、お客様から学びやすい、わかりやすいとお褒めの声をいただくことが多いのですが、一方で紙の教材を使う通信講座は「どこから学習してよいかわからず、気軽に始めづらい」「忙しい中でテキストを読む時間をつくれず、期間内に修了できなかった」という課題を持つお客様の声もいただきます。


紙の教材を長く開発してきたアルクにとって、教材のデジタル化を進めることは「これまでの当たり前」から脱却する、新しいチャレンジでした。ですが、企業の人事担当者様とのやり取りで耳にする「社員にもっと、手軽に学習を始めてほしい」「忙しい社員も、限られた時間で効果的に学習できるようになるとうれしい」といった声が後押しとなり、法人向けの通信講座教材をデジタル化していくこととなりました。


Zoom対談の様子


お客様の課題を解決する「パーソナル・双方向の学習」

Q.今回の法人向けサービスで、どのような学習が可能になる?

釜谷:booco法人コースの特長は「気軽に始めやすい」「学習を継続させやすい」の2点が挙げられます。アルクの書籍を使ったリスニング、スピーキング、TOEIC® L&R模試など多角的な学習・演習を、スマートフォンのアプリ1つで進めることができます。


またAIを導入したことで、学習者一人一人の理解度や進捗に応じた、パーソナルな学習が可能となっているのも特長です。従来の紙の教材ですと、テキストの指定通りに学習する時間がないときにどうすればよいかわからない、大事な個所を優先して学習したくてもどこが大事かわからない、といった学習者の声がありましたが、boocoなら進捗や学習レベルに応じて、AIが最適なレッスンをレコメンドしてくれるので、誰でも効果的・効率的な学習を実現できます。


中山:おすすめレッスンのレコメンドに加えて、クイズを解くたびにフィードバックがすぐに返ってくるのも魅力の1つです。学習者が書籍や通信講座で学ぶ際、例えば音読トレーニングは一人で練習して終わり、となってしまいますが、boocoでは話した英語に対して、アプリがすぐに評価をフィードバックします。解答の答え合わせをする時間が短縮できる、というメリットもありますね。


一方的に書籍の内容をインプットするだけではなくアウトプットも行うことができ、モチベーションを維持しながら学びを継続することが可能です。この「双方向の学習ができる」ということに重きを置いて、開発を進めました。


boocoのクイズ学習・画面イメージ

Q.booco法人コースに対する、お客様の反応は?

釜谷:英語学習を最適化するAIが搭載されている、という点に対して高い関心をお寄せいただき、既に数多くの企業でご導入が進んでいます。自己啓発向けの通信講座の中で、アプリで学習を進められるサービスもまだ多くはないため「新しい」「画期的」とお褒めいただくことが多いです。


昨年、初めてboocoをご案内する人事担当者向けのオンラインセミナーを開催したときも、想定以上のお客様に興味を持っていただけて、参加人数が定員を超えてしまうほどの盛況ぶりでした。


一方で、通信講座といえば「紙の本が手元に届く」イメージをお持ちのお客様もいらっしゃいます。そういったお客様にもboocoの良さを理解していただけるように、アルクのベストセラー書籍がより継続して学習しやすくなった「本とアプリの良いとこ取り」ができるサービスとしてご紹介しています。また、アプリだけで学習が完結できること、成績管理や修了証発行もオンラインで手間なくスピーディに行えることなど、従来の通信講座との違い、アプリならではのメリットをわかりやすくお伝えするように心掛けています。


「TOEIC® L&Rテスト 600点コース」搭載書籍。15冊分の学習がアプリ1つで可能に

※取扱う書籍は更新される場合があります。


部署の垣根を越えて進めた「ゼロからのサービス開発」

Q.法人向けのサービス開発を進めるにあたり、苦労した点は?

中山:学習画面や機能、コース内容など、すべてゼロから開発する必要がありました。機能やアプリのUI、デザインについても検討する事項が多く、また学習コースごとにどのようなカリキュラムを設定し、どんな特性の書籍を搭載するか、どんなトレーニングがあれば効果的な学習が叶うかなど、1つ1つをじっくり議論して吟味することからスタートしました。


継続のハードルを下げるために「1回3分から取り組めるレッスン」の実現を目指しました。短時間のレッスンを形にするために、1冊の書籍を数十のユニットに小分けしたり、書籍や音声のデータをアプリ仕様に改修したり、1問1問のクイズ作成にも、時間と手間を惜しみなく掛けています。


コンテンツの制作だけでなく、開発とサービス運営に必要な社内体制を整え、メンバーの足並みを揃えてプロジェクトを進めることに苦心しました。プロジェクトには営業、制作、バックヤード担当などアルクの複数部門メンバーに加えて、社外の協力会社やデザイナーの方などにもご参加いただいているのですが、常に「すべてのアルク社員が、お客様へ自信を持ってboocoをおすすめできるか」を念頭に置き、コンセンサスを取るように心掛けました。


コンテンツを開発する担当者だけがこだわりを持ってしまうと、独りよがりなプロダクトができあがり、お客様の手にも取っていただきづらくなる場合があります。boocoを使ったお客様が豊かな学びを得られるように、最後まで妥協せず打ち合わせやサービス改善を重ねた結果、自信を持ってリリースできるサービスを開発することができました。


釜谷:私も毎週の打ち合わせで、人事担当者の意向や、通信教育講座のルールなどを小まめにプロジェクトメンバーへ共有しました。一般のお客様とは異なる、ビジネスパーソンのお客様特有のニーズにマッチするサービスを開発するため、入念に意見交換を行いました。


アルクではこれまで、営業と制作部署が連携してプロジェクトを進める例は過去にありましたが、今回のboocoのように、多くのメンバーが密に絡んでゼロからのサービス開発を進めた例は、もしかすると今回が初めてかもしれませんね。


中山:今回のような取り組みが、アルクの社内で広がっていくとうれしいですね。お客様の視点に立ってデジタルサービスを開発・改善していくために、社員が部署の垣根を越え、1つのプロジェクトとして一緒に進んでいく。そんな関係性をもっと社内に増やしていけると良いと思います。


今後の「booco」展望

Q.今後、どんなお客様にboocoを使っていただきたいか?

釜谷:忙しくて学習を継続するのが難しい、何から始めればいいかわからないといった、英語の自己学習でお悩みを持っているすべての人におすすめしたいです。特に英語学習はリスニング、スピーキングなど「自分の体を使って練習する」ことが大事ですので、1回3分のスキマ時間から、気軽に楽しく学習できるboocoがぴったりです。これからもより多くのお客様に向けて「皆さんの要望を受けて、こんなサービスができました!」と紹介していきたいですね。


中山:定評あるアルクのコンテンツを、多角的に学び続けることができるサービスとして、ずっとアルクのファンでいてくださるお客様だけでなく、今まで書籍や通信講座を使ったことのない、新しいお客様にもboocoを使っていただきたいと思います。



今後、booco法人向けサービスでは「TOEIC® L&R対策」「ビジネス英語」の上級コースや、リスニング、スピーキングなど1つのスキルを集中学習できるコースを随時追加していく予定です。boocoがお客様の「学習パートナー」となれるように、多様なニーズに応えたアプリ開発を続けてまいります。


booco法人向けサービス 詳細>>




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