児童養護施設の子どもたちに「サンタクロース大作戦」

気がつけばもうすぐクリスマス。
サンタクロースからのプレゼントを楽しみにしている子どもも多いことだろう。

そのような中、クリスマスを前に千葉市が、児童養護施設などの子どもたちを対象に「サンタクロース大作戦」と題した企画を12月13日に実施した。

この企画は、子どもたちが日々の生活の中で遊んだり、使ったりするものをクリスマスプレゼントとして寄付してもらえないかと考え、同市が「Amazonほしい物リスト」を活用したもの。このリストに欲しいものを入れておくと、プレゼントしてもらうことができるのだ。

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千葉市内には、親の育児放棄や虐待などの理由により支援が必要な子どもたちが入所して生活する児童養護施設や乳児院や、様々な課題により子育てが十分に行えない母子家庭の親子などが支援を受けながら生活する母子生活支援施設があり、約200人の子どもたちが自立に向けて頑張って暮らしているという。

児童養護施設などが希望したのは、自転車図鑑ブロック粘土ボードゲームなど14品。

千葉市はこれまで社会福祉基金を活用し、子どもたちが施設で暮らす上で必要となる生活用品等を、施設の希望を確認して寄贈していたが、子どもたちが使用する運動用品や娯楽用品にまで行き届かないのが実情だった。
そこで「サンタクロース大作戦」の企画の検討を始め、既に千葉市動物公園などで「Amazonほしい物リスト」を活用した寄付の募集を行っていたことから、それらを参考にしたそうだ。

同市は今年9月にも、台風15号の被災における災害支援の物資(ブルーシートなど)を同リストを使って広く募っていた。

2010年に児童養護施設にタイガーマスクの主人公を名乗る差出人からランドセルが寄付される「タイガーマスク運動」が話題となったが、今どきのツールを使った「サンタクロース大作戦」には、たくさんのサンタが現れているのか状況を千葉市に聞いてみた。

「短期間で全商品を寄付して頂き大変感謝」

ーー「サンタクロース大作戦」は今回が初めて?

「Amazonほしい物リスト」を活用して、児童養護施設等入所児童へのクリスマスプレゼントとして、市民等から物品の寄付を募るのは初めてです。なお、物品(クリスマスプレゼント)の寄付ではなく、金銭としての寄付の募集は、これまでも「千葉市ふるさと応援寄附金」、いわゆる「ふるさと納税」を活用して行っております。

ーー募集していた自転車や図鑑、ボードゲームなどは全て集まった?

「Amazonほしい物リスト」で寄付を募集した商品については、12月15日の午後には全て寄付して頂いたことを確認しております。

ーー欲しい物を全てプレゼントして頂いた受け止めは?

13日に本企画を開始して、想定以上の短期間で全ての商品について寄付を頂き、寄付して頂いた皆様のご支援に大変感謝しております。

千葉市HPで子どもたちが遊んでいる写真を掲載へ

ーープレゼントが集まり、子どもたちや児童養護施設などからは何か反応はあった?

一部の施設から、こんなに早く寄付が集まるとは思っていなかった旨の驚きの言葉や、寄付に対する感謝の言葉を頂いております。今後、商品が到着し次第、千葉市のホームページに各施設からのお礼のコメントや子どもたちが商品を使用している写真等を掲載させて頂く予定です。

ーー子どもたちには今回のクリスマスプレゼントをどのように使ってほしい?

子どもたちへのプレゼントには、寄付して頂いた方の思いが込められているかと思いますので、大切に使って頂きたいと考えております。


ーー今後も同様の企画をする予定は?

今回の企画において、想定以上の短期間で全ての商品について寄付を頂くなど、皆様の反響が大きかったことから、今後も、同様の企画を実施することについて、施設の意見を聞きながら、検討したいと考えております。

わずか3日で募集した全ての商品が寄付されたということで、「サンタクロース大作戦」は大成功となった。今後は千葉市のホームページに子どもたちがプレゼントで遊んでいる様子も掲載されるということなので、寄付した人にとっても子どもたちが遊んでいる様子を見ることができるのは嬉しいだろう。

娯楽用品が不足しているという児童養護施設だが、子どもたちには今回のプレゼントで遊んで、笑顔いっぱいでクリスマスを過ごしてほしい。