トランプ大統領の日本訪問を次の日曜日、11月5日に控えアメリカ軍がさまざまな動きをしている。
アメリカ大統領が海外に移動するということは、軍にとっても最大級のオペレーションだ。

5分動画「日刊安全保障」に寄せられた、視聴者SPAR65さんからのツイートには31日アメリカ軍・横田基地に運び込まれた“貨物”が映っている。

これは歴代のアメリカ大統領が国内移動してホワイトハウスに戻る時使用するアメリカ海兵隊のヘリコプター「VH-3D」だ。上部の回転翼:ローターを外しているのはアメリカ空軍のC-17A輸送機での輸送にあたって貨物室に入れたためだ。

VH-3Dは大統領が乗っている間はコールサインが「マリーン・ワン」となる。装甲も強化してあり、核の発射指示装置、いわゆる「核のフットボール」を運ぶ特別なヘリコプターでもある。

対北朝鮮の米軍側の動きもあった。
31日、沖縄・嘉手納基地には飛行しながら放射線を計測する特別な偵察機「コンバットセント」(写真下・視聴者スネクマさん提供)が飛来した。

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この偵察機は全部で2機しかなく、福島第一原発の事故の際も日本に飛んできて放射線の状況を調べたとされている。空飛ぶガイガーカウンターとでも言うべき、精密、高感度の放射線・電磁波計測が可能な機体だ。

さらに1日朝には、飛びながら空気中の塵を集めて解析する「コンスタントフェニックス」が嘉手納から離陸していた。外観は「コンバットセント」に似ているが機体サイドの中央部分にラグビーボール状の装置があり、そこから外気を取り入れて塵を濾過して機内で成分分析をする能力がある。(写真下)

この機体もまた、世界に2機しかない。

放射線と放射性物質を調べる特別な装備が日本にいる意味とは何だろうか?
アメリカの研究機関「38NORTH」によると北朝鮮の核実験場、プンゲリは水爆級の爆発のあと土砂崩れが起きていて再度核実験ができるかどうか疑問視する向きもある。

さらに韓国の政府機関は地下に60mから100mの空洞があると報じていてそこが崩れたらどうなるか、深刻な核汚染が広がるかどうかも重要な要因だろう。

トランプ大統領来日、あるいは直前に起こるかもしれないそうした危機に備え、同時に北の挑発に対する抑止の観点からも米軍は最大級のオペレーションを進行させている。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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