日米韓のイージス艦が、弾道ミサイル防衛のための情報共有訓練を日本周辺海域で24日、25日と行った。
この訓練をアメリカ海軍第7艦隊では「LINKXE」、つまりリンクする訓練と呼んでいる。

日本から参加したのは「きりしま」と「みょうこう」の2隻で、いずれもSM-3ブロック1A迎撃ミサイル搭載艦。日本全土を射程内とする北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」等に対処する護衛艦だ。
韓国海軍からの参加は「栗谷李珥(りっこくりじ)」。弾道ミサイル迎撃能力はないものの、ミサイルのレーダー追跡能力のあるイージス艦。
アメリカ海軍からは「ステザム」。横須賀を母港とする弾道ミサイル防衛用イージス艦だ。
さらに来年横須賀に配備予定の「ミリアス」も参加した。

訓練は北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの想定で、5隻のイージス艦がコンピュータ・シミュレーションで追尾、そのデータを交換・共有するという内容。
今回の訓練で注目されるのはミサイル駆逐艦「ミリアス」だ。
現在アメリカ軍では「ミリアス」を弾道ミサイル防衛を含め最新の能力を持たせるようアップグレードのための改修中で、今回の訓練では第7艦隊エリアではなく、第3艦隊のエリア、つまりハワイより東からの参加と発表された。(米海軍の各艦隊エリア下図参照)

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つまり今回は太平洋をまたぐ形での最新の弾道ミサイル防衛能力のテストを兼ねての訓練ということになる。
これからのイージスの弾道ミサイル防衛は太平洋をまたぐような遠距離でも可能となるのかもしれない。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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