10月10日の朝鮮労働党創建記念日を前にひらかれた朝鮮労働党中央委員会総会(写真上)で、金正恩委員長が核兵器の意義付けを行った。

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10月8日付け朝鮮中央通信の「朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会に関する報道」という日本語版記事の抜粋を紹介する。
「朝鮮労働党の金正恩委員長が総会を指導した。われわれの核兵器が長期間にわたる米帝の核脅威から祖国の運命と自主権を守るための・・・貴い結実であり、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安全をしっかり守り・・・権威ある抑止力に、人類に残酷な災難を被らせようとする暴悪な核の雲を吹き飛ばして人民が晴れて青い空の下で自主的な幸せな生を享受できるようにする正義の霊剣であることについて厳かに闡明(せんめい)した。
朝鮮労働党委員長は現情勢とこんにちの現実を通じてわが党が経済建設と核戦力建設の並進路線を堅持してチェチェの社会主義の道に沿って力強く前進してきたことが至極正しかったし、今後も変わることなくこの道へ前進しなければならないということについて確言した。」

北朝鮮の核兵器は朝鮮半島だけでなく北東アジアの平和と安全のためだと言っているわけだ。
北東アジアというと日本も入ることになるのだろうが、われわれ北東アジアの平和のための核兵器なのだから北朝鮮の核兵器に反対するのはおかしいと言わんばかり。
核戦力建設へ前進していくということを「確言」、つまり労働党委員長自らが決意をもって言い切っている。
この朝鮮中央通信による金正恩委員長の確言報道は、話し合いによって核兵器を止めるということが非常に困難な状況だということが感じ取れる内容だ。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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