オーストラリアのターンブル首相は3日、北朝鮮の名をあげ、無法者国家や世界的脅威からオーストラリアを守るため、イージス艦を増やすと発表した。
オーストラリアはホバート級イージス駆逐艦(タイトル写真)3隻の建造計画があり、この夏、初のイージス艦となる1隻を受け取ったばかりだ。

ホバート級はパソコンやスマートフォンのOSにあたる能力のレベルは「ベースライン8」というタイプ。
パソコンやスマートフォンのアプリにあたる弾道ミサイル防衛は「ベースライン8」では動かない。
ただし、スマホOSがアップデートにより動かなかったアプリが使用可能になるように、イージス艦の能力は進化するので「ベースライン8」が「ベースライン9」になればオーストラリア海軍のイージス艦も将来の能力として弾道ミサイル防衛ができるということになる。

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今回の発表によると2020年から10年かけて建造されることになっている9隻の対潜水艦作戦用のフリゲートにも対空防衛機能のあるイージス・システムを搭載するとのこと。
一方、日本は将来8隻のイージス艦を保有し、すべての艦を弾道ミサイル防衛用とする計画だ。(下図)

オーストラリアの計画が実現すると対防空機能のあるイージス・システムを持つ艦が12隻態勢となり、日本を上回ることになりそうだ。

日米だけでなく、オーストラリアも弾道ミサイル防衛能力のあるイージス艦を持てば、将来は相互の防衛における関係構築・依存も重要な課題になるかもしれない。


(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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