創設69周年を迎えた「韓国国軍の日」を前に、メディアに装備が公開された。
F-15K戦闘攻撃機に搭載されるタウルス空対地巡航ミサイル(写真下右)とSLAM-ER空対地巡航ミサイル(写真下左)。これは北朝鮮に対し、空からピンポイントで攻撃する装備だ。

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韓国側は北朝鮮が戦争を仕掛けてきたら、とりわけ弾道ミサイルを発射してきたらどのように対処するのか・・・それを韓国国民にわかるようにビデオで解説した映像も公開されている(タイトル写真)。
韓国の場合、北朝鮮がミサイルを発射した時、迎撃と反撃をほぼ同時に開始することがこのビデオから見て取れる。
北朝鮮の弾道ミサイル発射装置の移動を韓国の衛星が捉えると、さらに詳細なデータ収集のために無人機や高高度偵察機が飛ぶ。そのデータをもとに陸・海・空から迎撃・反撃をたちどころに行っていく映像だ。
反撃用のミサイルも弾道ミサイルの玄武(ヒョンム)2、巡航ミサイルの玄武3、そして空からのタウルスと次々に北の標的に当たっていく。
このビデオの中で中心的な役割をはたす重要なものが「グリーンパインレーダー」「スーパーパインレーダー」というレーダーだ。まさに韓国ミサイル防衛:Korea Missile Defense, KMDの「目」となる装備で韓国がイスラエルから2つ導入したとこが知られている。
昨年韓国のメディアは、このレーダーが雨や雪に耐えられるようなドームの中に入っていないということを報道し各国の関係者を驚かせたが、今回公開された映像の中に登場したグリーンパインレーダーは報道の通りドームには入っていなかった(写真下)。

北朝鮮の持っているノドンやスカッドERといったミサイルは、発射されるまでそれが韓国を狙うのか、あるいは日本を狙うのかわからない状態だ。
それについてはこのグリーンパインレーダーが察知、判定し、対処方法の判断もこのレーダーの情報によって行われる。
万が一日本に向かうと判定したとき、韓国はそのミサイルを迎撃するのかしないのか・・・日本にとって無視できない課題でもある。


(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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