「建てた時が一番美しい家ではなく、年月を経て街並みに溶け込む家となるよう、家の手入れにも意識を向けて永く大切に住み継いでいって欲しいー」


そう語るのは、家の施工中から引渡し後の10年・20年・30年と長期に渡って定期的な検査・点検をおこなうことにより、メンテナンス箇所の早期発見につなげる住宅保証サービス『SAFETY+(セーフティプラス)』開発者の2名。


カーサ・プロジェクト株式会社において、 「casaの家」を全国で購入できるよう品質の均一化や整備をおこなうテクニカルサポート室の矢島 丈広と、住まいが価値を失うことなく住み継いでいけるよう、住宅会社やユーザーの悩みに商品や定期点検でサポートをおこなう株式会社 家守り 中嶋 浩介氏に話を伺いました。


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カーサ・プロジェクト株式会社 矢島

■ 『家のメンテナンス』に馴染みがない日本でも手入れをしながら大事に住み継いでいって欲しい

Q.住宅保証サービス『セーフティプラス』について教えてください

casa 矢島

「住まい=戸建て住宅においては、課題が2つあります。1つ目は『空き家問題』です。最近でこそDIYを趣味とする人がいますが、海外に比べると日本はまだまだ住宅メンテナンスに無頓着だと言われています。メンテナンスされないまま時が経った家は、価値がないものとされ、親からでさえも譲り受けたくない家として『空き家問題』の一端となっています。


2つ目は『住宅の品質が安定しにくい』こと。家づくりは現場でおこなわれるため、担当者のチェックや判断だけでは、見落としや品質のムラが生じてしまいます。ユーザーに永く安心してお住まいいただくために、工務店が安定した品質の住宅を提供することは永遠の課題でもあります。この2つの課題をクリアしつつ、ユーザーと工務店の双方にメリットをもたらすべく完成したサービスが『SAFETY+(セーフティプラス)』です。



マイホーム建築は、一生に一度あるかないかの高い買い物です。たとえば念願だった車を手に入れると、ピカピカに手入れをして愛でながら大事に使っていくと思います。それと同じように、念願のマイホームも手入れをしながら大事に愛着をもって住み継いでいっていただけるようになると嬉しいですね」


家守り 中嶋

「『セーフティプラス』はひとことで言うと、新しく建てた家を長持ちさせる事ができるサービスです。入り口は工務店向けのサービスですが、工務店が加入することで、必然的に家を建てたユーザー様へメリットが引き継がれていきます」


株式会社 家守り 中嶋氏

■ 歯医者の定期検診のように、家の虫歯も早期発見が早期解決につながる

Q.住宅を建てる“ユーザー”と“工務店”の双方へもたらされるメリットとはどのような事でしょうか?

casa 矢島

「『セーフティプラス』では、施工途中に6回の検査が入ります。そこで家の中の重要ポイントを検査していきますので、工務店は安心して品質の高い住宅をお客様に提供できますし、ユーザーは安心して品質の高い住宅に住み始めることができます。


もうひとつは、こまめな点検が家を長持ちさせるということ。定期的な点検により修繕箇所を早期発見することは、余計なメンテナンスやリフォーム費用を抑える事にもつながります。また、入居から10年間は24時間365日対応のコールセンターが、不測の事態に駆け付けるため、戸建て住宅でも分譲マンションのようなサポートが受けられるのも魅力のひとつです。



定期的に家の状態を見に来てもらうという状況は、歯医者さんでの歯科検診と同じ意味があります。虫歯になってからでは治療に時間も費用もかかってしまうように、家も虫歯予備軍を早期発見してもらうことで費用も安く、修繕期間も短くすることができるのです」

Q.『セーフティプラス』開発に際し、こだわったポイントを教えてください

casa 矢島

「工務店やユーザーの費用負担が大きくなり過ぎないよう取捨選択しつつも、オプションに『外壁保証』を入れたのは大きなポイントです。「casaの家」は塗り壁を多く採用していますので、ユーザーが外壁の割れや汚れなどの不安なく塗り壁を選択していただくために、保証を準備できたのは大きかったですね。


たとえば真っ白な外壁が特徴のcasa cubeは、ユーザー様に外壁の定期的なお手入れを推奨しています。『セーフティプラス』オプションの外壁保証では、万が一、自分たちで落とせない汚れがついてしまった場合も、保証を使うことで白い壁を美しく永く保っていただく事が可能です。(※汚れの種類によっては保証対象外となる場合があります)」



家守り 中嶋

「『セーフティプラス』はこれから家を建てるユーザーが、施工してもらう工務店を選ぶ際に、安心して依頼できる会社かどうかの判断材料にもなると思っています。永い付き合いとなる住宅ですから、価格やデザインだけでなく“安心して住み続けられるかどうか”も判断のひとつとしていただくと、永い目で見た時に『良い買い物をした』と思えるのではないでしょうか」

■ 高性能化している住宅本来のポテンシャルを最大化させるためのメンテナンス

Q.住まいを手入れ・メンテナンス・修繕補修していく事には、どのような意味があるのでしょうか?

casa 矢島

「家は、当然建てた時がいちばん綺麗です。一般的な住宅は15年で価値がなくなり、30年で建て替えが必要になるとされていますが、技術の進歩にともない、住宅も高性能・高耐久化しています。しかし、メンテナンスをしていかないと本来の性能は発揮されないのです。人が住んでない空き家の劣化が早いのと同じ事です。


たとえば外壁に木を使っている住宅の場合、数年に一度の塗装を施さなければ木が腐ってしまう事があります。また、外壁のコーキング打ち換えのメンテナンスをしないと、気付いたら建物の中の見えないところにまで雨水が入り、大規模な修繕の必要性がでてくる場合もあります。歯医者の定期検診や車の定期点検と同じように家も定期的に点検をおこない、大事に手入れをしながら長く住み継いでいって欲しいですね」



家守り 中嶋

「私たち検査会社の目線でいくと、メンテナンスをしないという事は本来長持ちさせられるはずの家を、長持ちしない状態にしているのと同義になります。


100年もつはずの家が、実は施工時点で性能に欠ける品質だったり、メンテナンスされないことで家の寿命を短くしてしまう場合もあります。たとえば建てた時の少々の施工不備や、入居後の劣化による開口部まわりのコーキングの劣化でも、いずれ漏水につながってしまうなどです。そうなると本来の性能は担保できなくなってしまうので、新築時の検査と定期的なメンテナンスで大きな不備の芽を摘んでおくことは、将来的な予防にもつながっていきます」

■ 建てた時が一番美しい家ではなく、年月を経て街並みに溶け込む家となって欲しい

Q.新しく建てられた家について、お二人が望む事は何でしょうか?

casa 矢島

「これは、カーサプロジェクトの理念でもありますが、永く住み続けられて後の世代に 遺る家であって欲しいと思いますね。


ユーザーの方には、建てる際に価格を判断基準にするのではなく、しっかりと永く住み続けられる良いものを選ぶ目を持っていただきたいと思っています。建てた時が一番美しい家ではなく、年月を経て街並みに溶け込む家となるよう、家と共に大切に時間を過ごしていって欲しいと思います。


また『スクラップアンドビルド』という言葉がありますが、これはさまざまな環境問題がある中で、資源に対してとても勿体ない考え方です。お金の面でも同じことが言えます。せっかく建てた家、家族の思いが詰まっている家を簡単に壊して建て替える選択をするのではなく、オーナーが変わったとしても、長く遺っていく家であって欲しいと願っています」



家守り 中嶋

「家に願う事は、愛着を持って住める家、愛着を持てる家になって欲しいということです。また、我々としてもそのような環境づくりをしていきたいです。


工務店はやるべき事が多く、本当にとてもお忙しくていらっしゃします。どうしても点検やサポートが後手に回りがちな状況に対して、我々が環境づくりのお手伝いをしていく事で、ひいてはお住まいになるユーザーの安心な人生につながると考えています」

Q.最後に、これからマイホームを検討するユーザーの方々へメッセージをお願いします

casa 矢島

「家は、金額だけでなくその先の付き合いも考えると、本当に大きな買い物です。建てる工務店選びや、住宅商品選びでは失敗して欲しくないですね。


住んだ後はどのようにお手入れをしたらいいか、どうやって家を保っていけば良いか、住まう方自身が永く住むための情報を意識的に取っていきながら、住宅を大事に、永く付き合っていって欲しいですね。それをお手伝いするのが『セーフティプラス』です。日頃のお手入れでできる事と、プロじゃないと点検できないところをうまく使い分けて、大事に住み継いでいって欲しいと思います」


家守り 中嶋

「家づくりは、よく結婚に例えられます。建てる住宅会社選び=結婚。末長く寄り添えるかどうかがポイントです。そこから建てた家=子供です。親がきちんと育てることで、良い成長につながるはずです。家にも『子育て』の感覚を持っていただき、大事に育んでいきながら、良い人生につなげていただく事を願っています」



日本では日曜大工のイメージが強いDIYですが、欧米ではリフォームや修繕・メンテナンスと同義として理解されています。

『DIY = Do It Yourself』

自分たち自身で外壁を塗り替えたり、家族全員でちょっとした修繕をしたりする行為は、欧米では日常の光景であると言えます。日本では日曜大工の域を超えて、家のメンテナンスや修繕にまで目を向けている人はまだ少ないと二人は語ります。


家を建てた瞬間をいちばん美しいとするのではなく、安心安全に住まえる環境を整えながら、経年変化した家をも美しいと言える環境になって欲しいと、日本の住宅への希望が垣間見えたインタビューとなりました。


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