北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を2度も通過したことを受け、防衛省は19日、函館市に地上配備型迎撃ミサイル「PAC-3(パックスリー)」を配備した。
今回は航空自衛隊・八雲分屯基地から陸上自衛隊の函館駐屯地に運搬し配備している。
先月と今月に渡って北海道南部の上空を通過したのは北朝鮮の弾道ミサイル「火星12型」で、アンダーセン空軍基地があるグアムを射程圏内にしたことを示したと言われているのだが、なぜこのコースを取ったのか・・・ではまず前回の火星12型の射程と発射方向を地図上で確認しよう。(写真下)

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このコースを延長してもアメリカの重要な軍事拠点であるハワイにはぶつからない。
さらにこの弾道ミサイルのコースを延長してみよう。(写真下)

このコースは南半球のチリ沿岸まで1万8,000kmにおよび、北海道上空を通過したあとはチリに至るまでほとんど島がないのだ。
ミサイルの専門家によると、今後も火星12型のような中距離弾道ミサイル、あるいは射程1万2,000kmという火星14型のようなICBM:大陸間弾道ミサイルを北朝鮮がフルレンジで発射したいとなると、北朝鮮はこの函館上空をかすめるコースをまた使う可能性があるとのことだ。
だからPAC-3函館配備となったのかもしれない。

アメリカは直接の脅威とならない弾道ミサイルの迎撃も検討しているとCNNは報じており、このコースを通る北のミサイルを米軍が迎撃する可能性も出てきた。


(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)

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