小野寺防衛大臣は6日あさ、9月3日に北朝鮮が行った6回目の核実験について再び上方修正し、広島に投下された原爆の10倍の威力であったことを明らかにした。

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核実験を監視する国際機関、CTBTOが核実験による揺れの強さをマグニチュード6.1と確定したことを元にした試算で、小野寺大臣は「かなりの高い出力を持つ核爆弾が開発されていることは大きな脅威となる」と強い懸念を示している。
北朝鮮の研究機関場でいったい何が起きたのか?アメリカの研究機関「38ノース」が核実験の翌日9月4日に撮影された衛星画像を公開、土滑りが起きていたと分析した。写真の中央部「Multiple landslides」と表示された複数の地点だ。

地滑りが起きるということは、それだけ爆発力があったということと同時に、地下の何かが崩れた可能性や空気中に放射性を帯びた微粒子が散っている可能性が大きいということになる。
その塵を調べるとどんな爆破であったのか、どんな爆破装置で何が爆発したのかなどがわかるのだ。
そこできのうの「日刊安全保障」でご紹介したコンスタントフェニックスという専用の偵察機をアメリカ空軍が嘉手納に派遣しているわけだが、このような地滑りがあったことを察知し、ぎりぎりまで近づいたがゆえに危険回避のための予防手段としてコンスタントフェニックスを見守るためのAWACS をわざわざ飛ばしたとも考えられるかもしれない。

一方、日本でもきのう5日からC-130H輸送機(タイトル写真)に集塵装置を積んで北朝鮮に向け飛ばしている。
下の写真(右)はきのう5日にサンプルとして採取した空気がつまっている袋をおろしているところ、そして(左)は空自提供の空気を採取する前の袋の写真だ。
これだけのサンプルを使い、どんな物質が含まれているか、日本、そしてアメリカで分析が急がれる。

(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)