東京五輪まであと1年…フェアリージャパンが練習を公開
東京オリンピック開幕ちょうど1年前の7月24日。練習を公開した新体操のフェアリージャパン。ワールドカップで優勝に輝くなど、東京オリンピックでメダル獲得が有力視されている。
この日はアゼルバイジャンのバクーで9月に行われる世界選手権に向け、最終調整に入っていた。
高得点を目指し難易度の高い「複数投げ」を披露
去年から上限が無くなった「難度点」で得点を稼いで、高得点を目指したいフェアリージャパンは、難易度の高い「複数投げ」を増やした演技を披露した。
キャプテンは名古屋市出身の杉本早裕吏選手。東京オリンピックまで1年ということにについて…。
杉本選手：
日々戦いの中でやっているので、1年間気が抜けないのはあるんですけどあっという間だし、絶対東京オリンピックの舞台で輝けると思うので、あと1年間を一人一人が大切に悔いなく練習していきたいなと思っています
ダイナミックな演技が持ち味 一宮市出身の織田莉子選手
フェアリージャパンは、杉本選手をはじめ13人の選手のうち、5人が愛知、岐阜出身だ。今回注目したのは織田莉子選手。
愛知県一宮市出身で、名古屋女子大学高校在学中にフェアリージャパンに選ばれた。背が高くて手足が長い分、動いた時の迫力が違う、柔軟性を活かした滑らかな動きとダイナミックな演技が持ち味だ。
フェアリージャパンの愛知や岐阜の選手たちはときどき“地元の話”で盛り上がっているという。
織田選手：
キリオとかMOZOとかあるのが普通だったので、みんなとしゃべっていてあそこだけだったんだって気づいたり。名古屋とか東海にしかないよねとかそういう話をしたりします
一宮の妖精が一番好きな食べ物は地元の「三喜羅」
織田選手、普段は日本を離れて、ロシア・サンクトペテルブルクを拠点に合宿している。遠く離れた場所でも、故郷・一宮に忘れられない“味”がある。
織田選手：
一宮駅のすぐそばに大口屋っていう和菓子屋さんがあって、そこの三喜羅が食べ物の中で一番好きです。誕生日にケーキじゃなくて三喜羅をお願いしたこともあります
一宮の大口屋に行ってみると、その三喜羅を発見。
もちもちの麩の中に…甘いこしあん！三喜羅が大好きな織田選手のことを、お店の人に伝えると…。
店の人：
とても光栄です、ありがとうございます。練習とかとても大変だと思いますが、三喜羅を食べながら頑張っていただきたいなと思っています。みんなで応援しております！
今は“サブ”の織田選手 9月の世界選手権でトップメンバー入り目指す
織田選手は黄色のユニフォームを着ているが、キャプテンの杉本選手らとは違う色。オリンピックで演技をするトップメンバーとは違う「サブ」の選手だからだ。
織田選手：
誰がオリンピックに出られるか分からない中で、自分が出たいという思いが強いから…1年365日毎日大事にして、悔いの残らない様に過ごしていきたいと思います
オリンピックのメンバーに選ばれるためにも、織田選手が今、見据えているのは9月の世界選手権のトップメンバー入り。
織田選手：
今はサブメンバーとしてやってるんですけど、世界選手権では自分があそこのフロアに立って堂々と演技ができるように、練習していきたいと思います
（東海テレビ）
