北朝鮮が新型エンジンの燃焼実験に成功したと発表する中、アメリカのトランプ大統領は、金正恩朝鮮労働党委員長が「極めて悪質にふるまっている」と牽制した。
トランプ大統領は19日、週末を過ごしていたフロリダ州からワシントンDCに戻る際、記者団を前に北朝鮮の金正恩委員長を名指しで、ひどい振る舞いをしていると攻撃し、週末も北朝鮮への対応について会議を行っていたことを明らかにしている。
北朝鮮メディアは19日、金正恩委員長視察のもとで、弾道ミサイルに使われる新型エンジンの燃焼実験に成功したと発表していて、長距離弾道ミサイルの発射実験が近く行われるとの見方も出ている。
対北朝鮮では、日本などアジアを訪問していたティラーソン国務長官が軍事行動も選択肢だと指摘するなど、トランプ政権の閣僚から強硬姿勢を示す発言も出ている。
この新型エンジンについて韓国国防省は20日の記者会見で、「1つのメインエンジンに4つの補助エンジンが連結されたものとみられ、新しいエンジンを開発している」と述べ、新型のエンジンだと指摘。北朝鮮のミサイル技術が一段と向上しているという見方を示している。

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これは燃焼実験中の画像だが、メインエンジンのほかに4つの補助エンジン:バーニヤからの噴射も確認することができる。
朝鮮中央通信は「世界的水準の衛星運搬能力と堂々と競争できる科学技術的土台」としており、そのまま受け取れば銀河/光明星の後継・新型衛星打ち上げ機と言えるが、サイロがあれば弾道ミサイルに転用可能な衛星打ち上げ機であり、北朝鮮のICBM打ち上げの可能性がさらに高まったと解釈できるだろう。


(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)