小山ひかる:日本とイギリスの将来戦闘機計画についてお互いに情報を交換することになりました。

岡部いさく氏:これは3月16日に防衛装備庁が発表した文書です。

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これは日本とイギリスの将来戦闘機ならびに将来戦闘航空システムに関して、これからお互いに情報交換していこうじゃないかと。つまり、将来こんなことが可能になるよね、これはどういう風に思う?そういうことだったら実はこういう考え方もあるんだよと、お互いに戦闘機や戦闘航空システムについて意見を交わしていこう、そして将来の戦闘機について一緒に考えていこうと。
日本の次の世代の戦闘機というのは、外国との共同開発になるかもしれないからこうやってイギリスとやっているわけだし、防衛装備庁はアメリカをはじめとする他の国とも意見交換を進めていくよと言っているんです。

小山:日本とイギリスでどういう飛行機になるんですか?

岡部:日本とイギリスが戦闘機を作るんですから、当然これですよ。「三式戦闘機『飛燕』」にロールス・ロイスマーリンエンジンが付いた、私が書いたイラストの真ん中にある…

…ということではなくて、もちろんこれは冗談でして、たとえばイギリスは「タラニス」という無人機(左下)、そしてご存じ「タイフーン」戦闘機があるし(左上)、日本は「F-2」があるし(右下)、ステルス研究機「X-2」もある。さらに日本もイギリスも「F-35」(中央上)を使っている。

こういう中でもって次の戦闘機を探っていこうという…だから日本としてはF-2の後継機か、さらにその次あたりの計画になっていくんでしょうね。そしてイギリスの方もタイフーンがあって、F-35があるから、さあ今すぐに次の戦闘機を作りましょうという状況ではありません。だから結構先のことを考えている。
となるとイギリスは、無人機を含めた将来戦闘用航空機に焦点を合わせてくるか、あるいはタイフーンをこれからも使い続けるとすると、アップデートする、具体的にはレーダーあたりを考えているのか。

どのみち次の戦闘機のことを考えるのなら早めに手を打つ必要があるのはエンジンなんですよ。より軽く、より高性能で、燃費が良くて、しかもステルス性に適合しやすいエンジン。日本でも既に防衛装備庁は研究していて、去年のシンポジウムでも一部の部品が展示されていたから、意見交換の範囲に入ってくるのかもしれません。


(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)