7日、朝鮮中央テレビが「金正恩委員長が視察する中、4発の弾道ミサイルを同時に発射する訓練に成功した」とする映像を公開した。
移動式の発射機TELの片側車輪が4個で、これはスカッド式発射機の特徴。そしてミサイルが長くなっており1,000㎞も飛翔したとなるとスカッドシリーズの中で最も射程の長い「スカッドER」ということになる。

発射の映像では4発がほとんど同時に上昇している。この様に同時に発射ができるという所まで彼らの運用能力が高まっているということだろう。

昨年の9月にもスカッドERは発射されているが、発射する数が増えたということが特徴。
北朝鮮は「在日米軍を攻撃する部隊がミサイル発射訓練を行った」と言っている。
このステイトメントを地図上で見てみよう。

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回のスカッドERは着水ポイントにおいても想定通りだったと思われる。
飛翔距離1,000㎞という数字は東に向けば今回の着水ポイントとなるが、到達可能な円を描くと佐世保基地や岩国基地が射程内に入ることとなる。
岩国基地には今年に入って米軍のE-2D早期警戒機、そしてF-35Bステルス戦闘機が配備されている。
北朝鮮は相当この事態を意識しているのかもしれない。

(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)