抜群のボディバランスで両チーム最多得点

8月31日に開幕するW杯に向け、ニュージーランドとの親善試合にのぞんだ男子バスケ日本代表。

両チーム最多35得点を決めた八村の活躍で、日本が格上ニュージーランドに勝利。
八村選手は試合後に「久しぶりの日本での試合で、観客も来てくれて、W杯で親善試合もあるが最高の出だしが出来たと思う」と語った。

八村がなぜ凄いのか、その凄さとは何なのか。

我々はニュージーランド戦の試合のビデオをもう一度見直した結果、あることに気付いた。

激しい体のぶつかり合いが起こるバスケットボール。
12日の試合で八村が抜群のボディバランスを持っていることが証明されたのだ。

一度もコートに倒れこまなかった

フィジカルが強いニュージーランド選手たちの徹底マークに合い、仲間がコートに倒れ込むシーンが多く見られた中、八村は一度もコートに倒れ込むことがなかったのだ。

それを可能にしているのが鍛えられた鋼の肉体。

テレビでも幾度となく実況アナウンサーが「八村!当たり強い。二人で来ても関係ない!」と叫んでいた・・・

八村の中学校の先輩でもある馬場選手は、試合後の記者会見で「世界の選手を相手にすることは、フィジカル面でアジアの選手と比べものにならないくらい強いと思うので、体を強くしていかないといけない」と語っていた。

ゴール下での強さに加え、相手を交わしながらも体勢を崩さないボディバランスも兼ね備える八村。

そんな“鋼の肉体”を持ったエースとともに、AKATSUKI FIVEは13年ぶりに出場するW杯に挑む。

【執筆:フジテレビ 報道スポーツ部 渡邊宏明】

渡邊 宏明
渡邊 宏明