新型コロナの影響で家で過ごす時間も増えるなか、専門家は「ゲーム障害」を懸念している。

済生会福島総合病院・岡野誠副院長:「MRIを撮ると、脳の機能が落ちていると、はっきり画像的にも証明されているんです。思考能力ですね一番は。それが徐々に低下する」

「ゲーム障害」は、時間を忘れてゲームに集中することで睡眠障害や栄養の偏り、目の疲労など、様々な症状を引き起こすとされている。

厚生労働省などが全国の9000人を対象に行った調査では、学業成績や仕事能率が落ちたと回答した人の割合が平日のゲーム時間が1時間未満の人が5%に対し、6時間以上の人は29.8%に上ることが分かった。

街の人:「やっぱ家にいる時間が増えたので(ゲームを)やる時間も長くなったような気がします。大体5時間とか4時間にしぼってやってます」

4歳の娘を持つ母親:「下の子もいるんですよ。1歳の小さい子。その子の面倒見ててこっちの子の面倒見れないときはちょっとゲームやってって言って、一時間とか。『やめるって言ってやめられなかったらゲームはやらせないよ』って隠しちゃったりとかはしてます。やり続けないように。」

スマートフォンなどで、だれもがいつでもゲームができる時代。岡野医師は「ゲーム障害にならないよう、家庭内のルール作りやひとり一人が上手にゲームと距離を保つことが重要」と話す。

済生会福島総合病院・岡野誠副院長:「ルールを決めて、例えば寝る時間を設定してそれから逆算してというような時間の設定ですね。」

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<ゲーム障害への対策のポイントは【20・20・20】>

20分間スマートフォンの画面などを見続けたら20フィート(約5、6メートル)先を20秒間眺めるというアメリカで言われている一つの対策。

その他「使用時間を少なくする」「まったく使用しない時間をつくる」ことなども大切。

<子育て世代で気を付けたいのが「電子ベビーシッター」と「電子おしゃぶり」>

「電子ベビーシッター」は家事などで手が離せない時にテレビやビデオを見せてしまうこと。「電子おしゃぶり」は静かにするようスマホやタブレットを与えてしまうこと。

依存につながる恐れもあるため、十分に気を付けたい。