シカを斧で切りつけ死なせた男を逮捕

愛らしい表情を見せるのは奈良公園のシカ。

観光客A:
可愛かったです。目がね。可愛かった。

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地元の人はもちろん、観光客にも親しまれている奈良のシカ。

身勝手な理由から、シカ1頭の命を奪った疑いで3月2日に男が逮捕された。

三重県松阪市のとび職、吉井勇人容疑者(23)。

奈良のシカは国の天然記念物に指定されていることから、逮捕の容疑は文化財保護法違反。

吉井容疑者は「斧でシカの頭を力いっぱい切りつけた」と話している。

シカの死因は失血死

事件が明らかになったのは2月7日。

通行人から「シカがケガをして倒れている」という110番通報が寄せられた。

警察官が現場の奈良公園に向かったところ、車道脇の歩道に倒れている雌のシカ1頭を発見。

シカの頭には5センチほどの傷があり一部は脳にまで達しており、死因は失血死。

警察は付近の防犯カメラなどの捜査を進め吉井容疑者を特定し、容疑が固まったとして3月2日に逮捕した。

観光客B:
残酷すぎてありえへん話やなと思った。気持ちが分からないですね。

奈良の鹿愛護会事務局長・蘆村好高さん:
何をすんのやというのが本当ですね。奈良のシカはすごく人に慣れています。その慣れているのを利用してこういう残虐なことをするっていうのは許せないと思います。

動機は「シカが車に体当たりしてきたため腹が立った」

調べに対し容疑を認めているという吉井容疑者は、動機について「シカと遊んでいたとき突然車に体当たりしてきたため腹が立ち、殺してやると思って斧でシカの頭を力いっぱい切りつけた」と供述している。

シカが自分の車にぶつかってきたことに、腹を立てたという吉井容疑者。

しかし、凶器で切りつけたのは体当たりしたシカとは別のシカだと説明しているという。

現場から凶器は見つかっておらず、警察が探している。

(「イット!」3月2日放送より)